伊勢湾奥キャスティングゲームで「サワラカッター2発」の洗礼に泣く ツバスは連発

伊勢湾奥キャスティングゲームで「サワラカッター2発」の洗礼に泣く ツバスは連発">
サワラキャスティングが好調 今シーズンのサワラキャスティングは好調だ。連日釣果が伸びており、勢いが止まらない。その主な要因はベイトのイワシが豊富。サワラはもちろんブリやカツオなど青物が乱舞する。 サワ …
イチオシスト
金木犀の香りがふと風に混じり、過ぎゆく季節の足音をやさしく感じる10月9日。伊勢湾奥のサワラを求めてかがやき渡船にお世話になりキャスティング釣行に出かけた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)


サワラキャスティングが好調
今シーズンのサワラキャスティングは好調だ。連日釣果が伸びており、勢いが止まらない。その主な要因はベイトのイワシが豊富。サワラはもちろんブリやカツオなど青物が乱舞する。
魚の腹の中にいたベイト(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
当日の状況
当日の潮汐は中潮。台風22号の影響で北西風が4m吹く状況だ。この場合、伊勢湾奥では酸欠が起こりやすく、魚は表層を回遊する可能性が高い。サワラキャスティングでは表層をキープするミノーが主体となるので好機となる。
ミノーを使って探る(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
船には魚探が付いていないので、船長のビンビンレーダーを頼りに鳥の動向を探ってポイントを探す。すると別の船から情報が入り沖合に急行する。現場に着くと鳥山が発生していた。
鳥山が発生(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
ミノーにツバスがヒット
さっそくミノーをキャスト。サワラは浮き袋がないので上下の動きが苦手でミスバイトが多い。トゥイッチを入れて横の動きでアピールする。するといきなりヒット。水深が浅いので横走りするのが奥伊勢湾での引きだ。
竿を水平に傾けて魚体の方向を調整しながら取り込んだ。釣れたのは40cmのツバス。日差しを受けて体が青く光る。その一閃に、海の深さと空の広さが混ざり合うようだ。
ファーストヒットはツバス(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
表層でツバス連発
ナブラは発生していないが表層で高反応の様子。ミノーをチェイスする姿を何度も捉え、入れ食いを楽しむ。しかし、本命はサワラ。巻き速度をさらに上げて巨大魚の捕食スピードに標準を定める。
サワラカッター2連発
すると海面を切り裂いてヒット。跳ね上がった瞬間、サワラの体が太陽を受けて光る。その一閃は、空を射抜く銀の矢だ。ツバスではピクリともしなかったドラグが轟音を立てて鳴り響く。
圧倒的な引きに血肉踊るのも束の間、一瞬でリーダーを噛み切られてしまった。俗にいうサワラカッターだ。興奮が冷める前に同じポイントを探ると今度は道糸をカッター。立て続けにサワラキャスティングの洗礼を受けた。
ボトムから巻き上げでヒット
その後は鳥山が散り海鳥が海面でくつろぐ。どうやら表層のベイトが潜ってしまったようだ。ブレードに切り替えて着水後のカウントを伸ばしながらヒットレンジを探る。しかし、なかなかアタリが出ない。うねりが入って流れるのでフォールスピードが遅い様子。
思い切って、ボトムまで落として巻き上げるとすぐにヒット。地形が砂地なので強引に浮上させるファイトはバラシの原因となる。ポンピングせずに一定のテンションをかけてキャッチした。
釣れたのは40cmのツバス。まだ幼い個体ではあるが丸々と肥えている。鳥の様子から魚の回遊するレンジを予想して釣果を伸ばすことができた。
ツバスを追加(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
最終釣果
その後、超高速巻きで表層をミノーでトゥイッチする同乗者にサゴシがヒット。アクションスピードの違いでツバスを篩にかけて本命の確率が上がると学んだ。今回はサワラを求めてかがやき渡船にお世話になり釣行した。
結果、ツバスを6匹キャッチすることができた。惜しくもサワラはフッキングまで行ったがカッターに泣いた。
サワラは惜しくも釣れず(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
今後の展望
次回はアクションスピードをさらに速くしてツバスのバイトを避けてサワラの確率を上げたい。また、ルアーは基本的にミノーを使用するが、表層で反応がない場合はブレードが有効だ。カッターによるロストも多いので、準備を念入りにして挑んでほしい。
当日の釣果(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
<HAZEKING/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
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