金谷拓実が日本開催の米ツアーから好調キープ 首位に2打差暫定5位で週末へ「今週もいいプレーができている」
イチオシスト
<バンク・オブ・ユタ選手権 2日目◇24日◇ブラックデザート・リゾートGC(ユタ州)◇7421ヤード・パー71>
ユタ州の大自然のなか、金谷拓実は好調なプレーを展開した。首位とは2打差のトータル8アンダー・暫定5位タイで第2ラウンドを終えた。
最終組のスタートだった第1ラウンドは、後半の4番まで回り、4アンダーまでスコアを伸ばしたが、5ホールを残して日没サスペンデット。この日、現地時間午前8時00分にプレーが再開し、23ホールをプレー。第1ラウンドの残りでは、7番パー5で3メートル弱を沈めてバーディを奪い「66」をマーク。5アンダー・4位タイ発進を決める。
そのまま午前9時45分から第2ラウンドに突入し、出だしの1番パー4ではグリーン手前から寄せきれずにボギーとしたが、4番で5メートルを沈めて取り戻すと、7番パー5はグリーン外から約10メートルを決めてイーグル奪取。後半も最終18番パー5でグリーン前からのアプローチをきっちりと寄せてバーディ締め。1イーグル・3バーディ・2ボギーの「68」で回った。
2週前、日本で開催された米国男子ツアー「ベイカレントクラシック」(10月9〜12日)では最終日に「62」をマークし、米ツアーの自己ベストとなる4位に入った。その勢いが持続しているかと聞かれると「ベイカレントクラシックで良いプレーができて、少し自信にもなったし、今週もまた良いプレーができている」と明るい表情をみせた。
まるでグランドキャニオンのなかでプレーをしているような渓谷に囲まれたコースは「距離が長かったり1オンできるパー4があったり、いろいろ考えさせられるホールがたくさんあってすごく面白い」と難コースを楽しんでいる。
23ホールの長い一日にも疲れを見せず「すごくチャレンジングなコースなので、しっかり、あと2日間も自分らしいプレーをしていきたい」と落ち着いて話した。
昨年、ツアーの出場権が争われる最終予選会を突破し、ツアーメンバーになった金谷。ルーキーシーズンの今季はここまで25試合に出場し、予選通過は10回、トップ25入りは5回となっている。ベイカレントクラシックの4位で現在はフェデックスカップ・ポイントランキングでは113位まで浮上した。
今大会を含めて残り4試合でポイント100位内に入れば来季のシードを得ることができるため、今週も大きくジャンプアップするチャンスとなる。
一方の大西海斗も第2ラウンドを「69」とスコアを伸ばし、通算6アンダーで14位につけている。(文・武川玲子=米国在住)
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