『仮面ライダーゼッツ』南雲なすか役の小貫莉奈が語るグラビアへの想い「過去全部のグラビアを見返しましたけど、どんどん若返っている気がします」
『週刊プレイボーイ』に登場する女性たちに「初グラビア」にまつわるエピソードや当時の想いを聞く連載、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。前回に続いて、現在オンエア中の『仮面ライダーゼッツ』で南雲なすか役を演じる小貫莉奈(おぬき・りな)さんによる後編。
小貫さんは2017年に開催された「超十代オーディション2017」で約15,000人の応募者の中からグランプリに輝き、それを機に芸能界デビュー。CM、ドラマ、舞台などで活躍し、2019年12月、18歳のとき『週刊プレイボーイ』52号で初グラビアを披露し、話題を呼んだ。
女優として、精力的に活動し、現在はオンエア中のドラマ『仮面ライダーゼッツ』で女性刑事・南雲なすか役を熱演。ますますの活躍が期待されている。今回はそんな彼女にグラビア、そして女優への想いを熱く語ってもらった。
『週刊プレイボーイ』2023年44号(撮影/YUJI TAKEUCHI【BALLPARK】)より
ーー前回は初グラビアについて聞きましたが、今回はそれ以降のグラビアについてお話しいただきます。小貫さんは、『週刊プレイボーイ』にこれまで(2025年10月)に5回週プレに登場いただいていますけど、ご自身の中で特に印象深い回はありますか?
小貫 3回目(2023年44号/10月16日発売)ですね。ちょうどこの頃、映画で男性役を演じることになり(『乱歩の幻影』/2024年7月公開)、クランクインする直前に撮影したので、その影響なのかすごく凛々しい(笑)! グラビアでこんな風にカッコいいイメージで撮影したのも初めてだから、すごく印象に残っていますね。
ーーこのグラビア、変形のワンピースやハイレグなショーツなど、やや特殊な衣装も見どころですね。外国人モデル並みにスタイルがよく気品のある小貫さんだから着こなせるというか。これらは着る人によっては、セクシーすぎる印象にもなってしまいますね。
小貫 ありがとうございます。嬉しいです。私のグラビアって、普段からカッコいいと言っていただくことが多くて。だから水着になることに恥ずかしさや抵抗がないのかもしれませんね。
『週刊プレイボーイ』2023年44号掲載のグラビアアザーカットで掲載したデジタル写真集『空まで、もっと高く』(撮影/YUJI TAKEUCHI【BALLPARK】)より
ーーこの時も腹筋も割れています。
小貫 そうなんですよ(笑)。
ーーボディメイクはされているんですか?
小貫 ほとんどしていないです(笑)。撮影前にラーメン食べないくらい。あ、3日くらい頑張って腹筋を10回したりはするかな。
ーーそれでそのスタイル、羨ましい!
小貫 小学校から高校まで毎日、相当やったから、運動が嫌いになっちゃって。周りからジム行った方がいいよとかいろいろ言われるんですけど、いまはやりたくないんですよね(笑)。
ーーグラビアの撮影中もそんなに食べないそうですね。
小貫 それもありますね。食べ続けていると、なんだか食べることに疲れてきちゃうんです(苦笑)。残しちゃうこともあるし。それもボディメイクしないですんでいる理由かもしれないですね。
あと印象的といえば、今年9月に掲載された5回目(2025年38・39合併号/9月8日発売)もそうですね。この時は初めて和のイメージで撮影していただいたんですよ。
『週刊プレイボーイ』2025年38・39合併号(撮影/前康輔)より
ーー確かに。旅館の中、畳の上で横たわり、温泉に入って、と今までになく、艶っぽい大人の女性としての姿が収められています。
小貫 特にこの時は衣装も好きで。浴衣を着られたのはすごく嬉しかったです。あと水着の上にジャケットを羽織っているカットがあるんですけど、オンエア中の『仮面ライダーゼッツ』で私が演じる南雲なすかという人物はスーツを着ているんです。そのキャラクターをどことなく思わせる雰囲気があって、撮影しながらテンションがあがりましたね。
ーー撮影後は、旅館の外をみんなで散策したとか(笑)
小貫 そうそう。アイスをみんなで食べながらブラブラ散歩しました。普段は外出するといっても妹と二人で、あんな風に何人かで出かけることはないのですごく楽しかったですね。
ーーいまお話に出ましたが、『仮面ライダーゼッツ』。小貫さんは南雲なすかという女性刑事の役でレギュラー出演中ですが、好評ですね。『仮面ライダー』シリーズは『仮面ライダーギーツ』に続いて2作目ですが、やはりオーディションを?
小貫 はい。受けました。『ギーツ』は出演したとはいえ、ゲスト扱いだったので、なんとしてもレギュラーで出たいと思って。『ギーツ』から2年ほど経って。アクションも上達したのでそれも見てもらいたいと思ったんです。
ーー『ギーツ』で演じた我那覇冴も今回のあすなも、役柄こそ違えどクールでカッコいいキャラクターですね。
小貫 自分でも近いと思います。ですけど、ただカッコいいだけでなく、違った一面もどんどん出していければいいと思いますね。
ーーここまでお話ししていて、実際の小貫さんはクールというより、すごく穏やかというか、柔らかな女性のイメージです。
小貫 あははは。言われます。『ゼッツ』の現場でもキャストの方に「別の場所で会ったらわからないと思う」と言われました(笑)。
ーー実際、女優として着実に成長したなと感じることはあります?
小貫 『ゼッツ』ではないんですけど、『呪術廻戦』の舞台(『舞台『呪術廻戦』-京都姉妹校交流会・起首雷同-』/2023年)ではその時は成長を感じましたね。高田ちゃんを演じたんですよ。
ーー高田ちゃん! アイドルですよね。え? 小貫さんがアイドル!?
小貫 はい(笑)。ツインテールをしたアイドルです。じつは私、アニメが好きで『呪術廻戦』も大好きだから、出られるのは嬉しかったんですけど、最初聞いた時、びっくりしちゃって。いままでかっこいい系の女子ばかりだったし、自分とは真逆のキャラ。恥ずかしいし、絶対無理!と思ったんです。演じてる自分を想像するだけで、気持ち悪い(笑)。でも振り切って演じたら、意外とできたというか。みんなからハマり役だとも言われました。
ーーちなみにどんな風にコミットしたんですか?
小貫 普段より朝早く起きて、キャピキャピのアニソンを聞いて、テンションを思い切り爆上げして稽古へ臨みました(笑)。今思い出しても頑張ったなと思います。
ーーすごい! ちなみに小貫さんはグラビアは何が楽しいですか?
小貫 どの仕事よりも、一番、自分を見てもらえているなとすごく感じます。あと「かわいい!」とか褒めていただきますよね。それもやっぱりそれも嬉しいです。全力で頑張ろうって気合いが入りますね。
ーー一方でグラビアで苦手なこととかあります?
小貫 虫が苦手なんですよ。撮影中、見つけると無になってみなかったことにするか、全力で逃げ回っちゃう(笑)。
ーー『仮面ライダー』シリーズで凛々しい姿を見せている小貫さんは虫が弱点だった!
小貫 そうです。あ、グラビアで楽しいこと思い出しました。読者ファンレターをもらえることです。「お金貯めて舞台、行きます」みたいに、グラビアを通して、女優としての自分を知っていただけるのは最高に嬉しいですね。
ーー今日、過去のグラビアを見返していただきましたけど、回を追うごとに女優としての存在感が増しているように感じます。
小貫 自分でもそう思います。バスケを11年やってて思いましたけど、頑張って続けることに意味があるというか。ちょっとずつでも前進していければ。
ーー先ほど、高田ちゃんを演じたことで成長を感じたとお話しされていましたけど、心境の面ではいかがですか?
小貫 お仕事を始めた頃は何も考えてなかった気がします。いただいた仕事をただやるとか、オーディションがあればそのオーディションのために頑張るみたいな。でもそうではなく、ある時期から「自分はこうしよう、こうしたい」と考えるようになりました。
ーー積極的に向き合えるようになった?
小貫 そうですね。以前は仮にそう思っても、叶わないことが多かったから、どこか諦めてた部分があった気がします。でもいまはむしろ逆です。
ーーおーっ! では、グラビアやってみたいことはありますか?
小貫 なにより海外で撮影してみたいですね。まだ海外ロケはなくて。普段は見慣れない風景の中に自分がいて、一体どんな表現になるのか。考えるだけで楽しいです。それが写真集のような形になると最高ですね(笑)。
ーー是非実現してほしいです。最後の質問ですが、小貫さんは昔のグラビアは見ますか?
小貫 見ます。一番はスタイルチェックに活用しています。前回も言いましたけどグラビアは体型が本当によくわかりますから。
ーー今回、初グラビアを見返してみてどう思われました?
小貫 初グラビアだけというより、全5回、過去の全グラビアを見返しましたけど、どんどん若返っている気がします。一番最初のはプニプニしてかわいいとか、初々しいってのはありますけど、いまは一番若い気がしますね。
ーー一番若い!? はつらつとしているとか?
小貫 そうですね。徐々に自分に自信がついてきているのかもしれないです。最近のグラビアになればなるほど「もっとこうしてみよう」って考えて楽しそうにしている。そんな自分が写っている気がします。
●小貫莉奈(おぬき・りな)
2001年5月29日生まれ 茨城県出身
身長170cm B80 W59 H87
趣味・特技=アニメ&マンガ鑑賞、バスケットボール
○「超十代オーディション2017」グランプリ受賞。「東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)」アンバサダー。2022~23年放送の『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日)の我那覇冴(がなは・さえ)/仮面ライダーロポ役。新シリーズ『仮面ライダーゼッツ』(テレビ朝日系、毎週日曜9:00~)では、南雲なすか役を演じている。
公式X【@rina_onuki0529】
公式Instagram【@rina_onuki0529】
『空まで、もっと高く。』 撮影/YUJI TAKEUCHI(BALLPARK) 価格/1,100円(税込) 身長170cm、股下83cm。完璧すぎるスタイルを大胆に披露した極上の一冊。どんな衣装も見事に着こなすボディラインの如く、高く空まで続く彼女の未来に期待が高まる
『愛おしく』 撮影/前康輔 価格/1100円(税込) 古民家風の旅館を舞台に、初の温泉グラビアに挑戦。小江戸の街並みを散策したり、アイスを食べたり。彼女との旅行気分が堪能できる。目を見張るスレンダーボディも最高
取材・文/大野智己 撮影/荻原大志
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