「ちょっと鹿児島に近い感じ」 勝みなみが2度目のフランスで改めて感じたこととは?
<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇8日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
渋野日向子とチームを組み臨んだ前戦の「ダウ選手権」(6月27日~30日)を終え、一時日本に帰国していた勝みなみ。日曜日にフランス入りすると、月曜日からさっそく練習ラウンドを行った。今大会は昨年に続き2回目の出場となる。
勝が宿泊するホテル周辺など、「ちょっと鹿児島に近い感じがあって」と親近感も湧いてくる。ホテルの横にはレマン湖が広がり、それがどことなく鹿児島を連想させるのだ。「鹿児島じゃん。とか言いながら通っています。雰囲気はやっぱフランスのほうが出ていますけど、なんか過ごしやすい」。“故郷”の雰囲気を感じながら落ち着いた気持ちで臨めているという。
7月1日には26歳の誕生日を迎えた。同学年の渋野にサプライズで大きなケーキをプレゼントされて「すっごいうれしかった」と、いいバースデーを迎えられた。そして、「歳には逆らえないので」と新たな一年の目標については「肌をきれいにしたいですね」と“乙女心”ものぞかせる。「肌がきれいだと運気も上がったりするので」。もともと肌のケアに慎重なタイプで、日本でもエステなどで整えている。今回の一時帰国でも時間の合間をぬってケアは欠かさなかった。
しかし、「すごい忙しかったんです」と日本での時間は仕事や今週の買い出しなどでゆっくり過ごすことはできず、地元の鹿児島にも戻ることなく東京で過ごしていた。「(鹿児島には)年に多分2回ぐらいしか帰れないです。トータル1カ月いないですよ。2週間ぐらい」。海外遠征をするなかで、時折、地元の食べ物が恋しくなることもある。「キビナゴのお刺身とかは東京でも食べられないので食べたいなと思います。あとは鳥刺しとかも鹿児島のほうが新鮮でおいしいので…」。そんな地元名物を頭に浮かべながら、この“フランスの鹿児島”で奮闘するつもりだ。
そんな話をしたあとの勝の2打目は、ピン方向へと飛んでいった。これを見ても分かるように、ゴルフの調子は「そんなに悪くないと思います」。この日は特にショットの調子がよく「わかった感じなので」と手ごたえも感じている。
「いろいろ試して今週はやっていきたい」。頭に浮かんでいるスイングのことなど、試行錯誤をしながら木曜日に向けて励んでいく。26歳初戦。フランスの地で初の米ツアーV、メジャー制覇を狙いたい。(文・高木彩音)
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