平均255ヤード超の藤田かれん直伝 トップでワンテンポ置いてから振り切る“8割スイング”【プロが教える毎日“極・飛ばし術”】
間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか?ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました!毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう!今回は今季のドライビングディスタンス6位につけるプロ4年目の藤田かれん。
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2000年度生まれの藤田は、古江彩佳、西村優菜、吉田優利と同じ、いわゆるプラチナ世代。まだ未勝利ではあるが24年の「明治安田レディス」で2位タイ、今季「アクサレディス」で6位タイなど、初優勝に近い選手の1人である。今季ここまでのドライビングディスタンスは、255.04ヤードで6位。飛距離が武器であり、藤田の魅力でもある。
アマチュアが飛距離を伸ばすためのアドバイスを藤田に聞くと、「合わせにいってインパクトで緩む人が多いので、振ってもらった方がいいと思います」と答えてくれた。コースに行くと曲げたくない、芯に当てたいという思いが強くなって、合わせてしまう。心当たりのある人も少なくないのでは。その想いが飛距離ロスを生んでいる。
「振るといっても、マン振りする必要はありません。常に8割のパワーで打つと合わせに行かないと思います。曲げたくないと思ったら、クラブを短く持てばいいので、基本的にはフィニッシュでピタッと止まれる8割のパワーで振り抜いてください」
8割スイングの目安としては、「トップスイングでワンテンポ置いてから切り返して、フィニッシュまで振り抜くと無駄な力が入らずに8割スイングになると思います」。飛ばそうとするとバックスイングから速く上げてしまいがちだが、スイングのバランスが崩れたり、インパクトで緩みがちになるという。「下ろす時に力を使う方がヘッドが加速して、ミート率も上がります」とトップでワンテンポ止まることが、飛距離アップにつながると教えてくれた。
また、スイング中に意識したいのは腹筋。「体が起き上がるとボールが吹き上がるので、上体が起き上がらないためにアドレスから力を入れて、常に地面を向いている意識で腹筋に力が抜けない意識を持ってください」。腹筋が下を向いていれば、スイングのバランスもよくなるし、効率よくパワーをボールに伝えられるという。
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