東京湾で船中マダコ100杯超え!【横内丸】金沢八景沖をエギタコ釣りで探る
東京湾で船中マダコ100杯超え!【横内丸】金沢八景沖をエギタコ釣りで探る">
東京湾でエギタコ釣り この日は、台風通過直後で、天候は晴れで風が後半強くなる予報です。波は朝のうちは無く、徐々にウネリが出始めますが、釣りには支障がない程度です。同船のお客さんは全部で16人?位だった …
今回は初の船宿、横内丸さんにお邪魔します。横内丸さんでは色々なターゲットを狙えますが、今回は人気の高いマダコ釣りにチャレンジ。ここ最近は下火らしいのですが、この日は船中マダコ100杯オーバーに、最高2kgオーバーも登場し、下火?と思う様な釣れ具合で、お客さんを楽しませます。その時の様子をお伝えしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荒木清)
東京湾でエギタコ釣り
この日は、台風通過直後で、天候は晴れで風が後半強くなる予報です。波は朝のうちは無く、徐々にウネリが出始めますが、釣りには支障がない程度です。同船のお客さんは全部で16人?位だったと思います。最盛期には2隻で釣りに出るそうで、マダコ釣りの人気を伺えます。

金沢漁港・横内丸
神奈川県にある金沢漁港内にある横内丸さんです。駐車場も広いですが、止めてはいけない場所もある為、事前に確認するか、船長の指示で駐車するようにしましょう。
初心者向けのレクチャーもしていただけるそうなので、初心者さんはもちろん、少しでも釣果を伸ばしたい方も聞いておいて損はないと思います。餌木のセッティングなどを教えてくれます。

東京湾のエギタコ釣りタックル
ロッドは基本なんでも可能ですが、25号~30号を背負えて硬い9:1や8:2の物。タコ専用ロッドなどありますが、自分はジギング用【グラップラーBB300g対応】、オモリにすると約80号を背負えます。
リールもジギング用のベイトリール【オシアジガー1501hg】。基本ベイトリールを使うのが基本ですが、投げて釣りをする方は、スピニングも持参している方もいます。スピニングでも釣りは可能なので、一度船長さんに相談するのもありです。
岩礁帯・障害物周りを狙う
マダコ船では、根掛りが多いポイントを狙う船と根掛が少ないポイントを狙う釣り船、地域がありますが、今回は根掛りが多いポイントを狙う釣り。その為、仕掛けは多めに用意し、PEラインも太め、竿もバットが硬く、9:1や8:2の物がおすすめです。
柔らかい竿だとタコを剥がす際に不利になります。竿が柔らかいと、タコに岩や障害物周りに貼り付かれ、巣に持ち帰えられる間を与えてしまう可能性があるからです。イメージとしては、タコが餌木に乗り、一気に海底からタコを素早く剥がすイメージです。

餌巻き?それともノーマル?
ここでキーになるのは餌巻きか、それともノーマルか?の問題です。自分は、その時の状況により、餌をつけられるように、餌も持参します。日により、いい時と反応がない悪い時がある為、なるべく餌も持参したいです。

餌は【豚バラ・鶏皮】などです。場所により、色々な餌巻き方法がある為、注意が必要です。この日は両方釣れましたが、ノーマルの方がアタリ多く、数もノーマルが良かったように思います。

早々に1kg超えのマダコ登場!
タコ釣り3回目のZさんですが、この日も好調に釣ります。「根掛り?」と自分に話しかけますが、リールが巻けています(笑)。「タコだよ!」と話すと真剣な顔つきになり、巻き上げてくると、なんと1kgオーバーのマダコです。
「大きい~やったぁ!」と大喜び。5秒に一回のカラアワセで重くなり、一気に上げたら、根掛りみたいな感覚になりましたが、糸が巻けるので、岩かゴミを釣ったのかと思ったみたいです(笑)。

仕掛けは多めに
横内丸さんでは、岩礁帯・障害物周り・テトラ帯など、餌木ロス多発地帯です。常連さんも、20個位なくされた方や、多めの持ち餌木がなくなり、餌木をお店で買い占めた方など、とにかくロスト率が多い地帯です。その為、餌木・スイベル・オモリは多めに持参すると良いと思います。
筆者にも800g良型マダコ
ポイント移動し、餌木を落とすとゴツゴツした感覚や、一気にオモリが転がる様な場所で、周りではロストしている方もいる中、餌木をゆっくりと落とし、テンションを掛けたまま小突いていると、重みが伝わり、一呼吸おいて一気にロッドを上げると、根掛りではない重みが伝わり、一気に巻き上げ開始。
ここでポイント!たまに船に張り付かれて、タコをロストする方いますが、船の真下でやり取りすると、船底に張り付かれてしまう為、ロッドを少し船から離すイメージで取り込むと、張り付かれる確率が減ります。大型になればなおさら、船に張り付かれないように注意し、あげてくると、なかなかのサイズです。

根周り回避の基本動作
ここで根掛り率を減らす方法をお伝えしたいと思います。餌木を海に投入する際に、サミングをしていると思いますが、一工夫します。水底の5m上でサミングを強く入れ、ゆっくりとスローに落としていきます。すると、底に着いた感覚が分かりやすくなります。
落ちた瞬間にクラッチを入れ、ロッドを1m位持ち上げます。【棚取り・根掛かり防止の為】そして、またゆっくりと落とし込み、底に着いたら小突き開始です。5秒に一度の確認もお忘れなく。この動作で、この日ロスト1本、Zさんは2本と、わずかなロストで押さえる事ができたのです。
餌木の色は?
ピンクやオレンジ、白などがポピュラーですが、シルエット重視の黒なども良いみたいです。グリーン系の色などもこの日ヒット。餌木の色はあまり関係ないのでは?と思います。好きな餌木や好きな色で、やるのも楽しみの一つなのでは?と自分は思います。

タコをバラさない為の方法
この日、分かったことがあります。この時期になると、タコも小さめになるそうなので、餌木に+小さめのスッテや2.5や2号位の餌木をつけてやるとバラシ率がへります。
実際この日、そのようなタックルでタコを結構釣られていた方もいます。針が少なく、針と針の感覚が広いと、タコの足などに掛かる率が下がりますが、小さい針を多めにすれば、針と針の間隔が狭める為、細い足などに針が掛かる確率がアップします。
あくまでも小型のスッテや餌木が良いと思います。普通の餌木にすると、針も大きめになり、数も増える為、根掛り率がアップしてしまう可能性があります。

2kgオーバーのマダコ浮上
ここで左隣の常連さんのロッドが重そうに功を描きます。見ていると、ラインが船の下に入りやりづらそう……。大丈夫かな……と思いながらタモを持ち準備万端です(笑)。
流石は常連さん、慎重にやり取りして、タコを上げてきます。海面に浮いた瞬間、二人で「デカいッ!」と叫びます。常連さんも嬉しそうに「やっときたよ~ありがとう!」と二人で喜びます。この日の最大サイズおめでとうございます。

Zさんマダコ2連チャン
最近釣果上向きなZさんは、この日も絶好調。一匹釣ると連続ヒットが続きます。

自分より最近釣るZさん、日々進化しているものだなと、喜び半分悲しみ半分の思いです(笑)。

終わり間際で連発
時間も終わりに近づき、テトラポイントへ。ココもロスト地帯ですが、少し餌木を投げ、小突き始めると、いきなり重みが手に伝わります。
根掛り覚悟で、竿を一気に持ち上げると、タコの重み、しかも2連発。

このあたりのポイントは、根と砂地が混じっている様なポイントで、根掛りは少ないように感じた次第です。

東京湾の絶品マダコを食す
釣りのあとは、お楽しみの実食タイムです。今回釣れたマダコは、さっそく自宅で調理して「タコわさび」と「ガーリックペッパー炙り」にしてみました。新鮮なマダコは身がしっかりとしていて、噛むほどに旨味と甘みが広がります。

ガーリックペッパーで軽く炙ると香ばしい風味が加わり、お酒との相性も抜群でした。釣り上げたマダコを味わいながら、その日の釣行を思い返す時間は格別です。東京湾のマダコは、釣って楽しく、食べて美味しい、まさに秋の味覚と言えるでしょう。

<荒木清/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。