住民票不正取得に虚偽チラシ配布、BAN工作… コレコレ、暴露系配信者からの4年にわたる被害を明かす
暴露系配信者の「エンターテイナー折原」(登録者数2万人)から4年にわたって受けてきた被害の数々を、「コレコレ」(同238万人)が語りました。
被害相談は50件以上 逮捕された「エンターテイナー折原」
エンターテイナー折原、本名・東優樹は、これまでたびたびネット上で騒動を起こしてきた暴露系配信者です。
2021年、北海道旭川市の中学生いじめ事件が話題となった際には、関係者に無理やり話を聞こうとしたとして強要未遂の疑いで逮捕され、2023年3月には、「ガーシー」こと東谷義和の実家に侵入して逮捕されました。(いずれも不起訴)
同年8月には、「コムドット」(登録者数411万人)が撮影拠点としていた物件を特定・拡散。これによりコムドットは引っ越しを余儀なくされました。
2024年11月には、嵐の「大野智が大麻を所持しているという情報がある」といった根拠のない情報を拡散して、嵐の事務所が法的措置を表明しました。
今年2月には、「BreakingDown」(登録者数25万人)のCOOを務める溝口勇児が、折原の悪質行為を告発。折原は、溝口に土下座で謝罪していました。
そして今年6月、折原は2024年10月にXアカウント上で30代の会社役員の男性の私的な情報を投稿し、それを削除する引き換えとして現金300万円を脅し取ったとして恐喝の疑いで逮捕されました。また同月には、2024年10月に配信者の男性を脅したとして脅迫の疑いで再逮捕されました。
さらに今年7月には、著作権法違反と威力業務妨害の疑いでも逮捕されました。昨年7月折原は、発売前の「週刊文春」の記事をXに投稿。文藝春秋社に削除を求められると、同社ビル前で拡声器を使って大声を上げるという行動に出ていました。(その後、著作権侵害については起訴、威力業務妨害は不起訴となっています)
こうした騒動や事件を何度も起こしてきた折原ですが、逮捕時の報道によると、2021年7月以降、警視庁に対しておよそ50件の相談が寄せられていたとされています。
コレコレとの関係は5年前の電話凸が始まり
コレコレは、9月28日のYouTube生配信で折原に言及。自身が受けてきた数々の被害を明かしました。
コレコレによると、もともと折原はコレコレに憧れていたのだとか。そのためコレコレは「僕が生んだ最悪の人間みたいな感じですね」と表現し、「それに関しては申し訳ない」と口にします。
折原との繋がりは2020年、「100人電話凸待ち」という企画に折原が電話をかけてきたのが始まりだったとのこと。折原は23対1で喧嘩をしたという武勇伝を語りましたが、この話は虚言だったそうです。
ちなみに折原という名前は、『デュラララ!!』に登場する情報屋「折原臨也」に憧れてつけたのだとか。
その後、折原からの持ち込み企画で違法営業のキャバクラ店への凸中継を実施するなど、2人は絡むようになったそうですが、折原が「謎のウソを言うようになった」ため、コレコレは折原からの電話を無視することにしたそうです。当時折原は、大物YouTuberの暴露話があると言っていたり、大物YouTuberと食事をする関係だと吹聴していたそうですが、どれも虚言だったとのこと。
4年にわたる嫌がらせの数々
関係を絶ったことをきっかけに、もともとコレコレを「師匠」と崇めていた折原は「反転アンチ」に変貌。それから4年間続くことになる嫌がらせが始まったといいます。
嫌がらせの1つ目は、住民票をSNS上に晒されたこと。通常、赤の他人の住民票は取れないはずですが、折原は、コレコレに対する債権があるかのように見せかけた書類を偽造し、行政ルールの穴をつく方法で住民票を取得したのだとか。コレコレは裁判を起こし、折原には750万円の損害賠償命令が出たものの、折原の銀行口座には数万円の預金しかなく、支払いを受けることはできなかったようです。
2つ目は、YouTube動画に対する虚偽の著作権侵害の申し立てです。折原は、コレコレの動画に出演したYouTuberの肖像権を買い取ったなどと主張し、その人物に代わってYouTubeに著作権侵害の申し立てをしたとのこと。YouTubeでは、著作権侵害の申し立ては一度は受理されることになっているため、実際に3つの動画が削除される被害を受けたようですが、コレコレは異議申し立てをした事なきを得たようです。
3つ目は、虚偽のチラシを配布したこと。折原は、コレコレの本物の免許証の写真を使い、「おい青木(※コレコレの本名)!!」「この顔、110番」「未成年淫行指名手配容疑者」などと記載。このチラシをネット上に拡散したほか、「へずまりゅう」の結婚式の会場に侵入してバラまいていたのだとか。

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手駒を使って裁判記録から免許証の写真を入手
免許証の画像が折原の手に渡った経緯について、コレコレは別件での裁判がきっかけだったとしています。この裁判でコレコレは免許証の写真を証拠として提出していたらしく、裁判記録で誰でも免許証が閲覧可能な状態になっていたそうです。
通常は、閲覧制限がかけられるはずが、コレコレの担当弁護士が制限をかけ忘れてたとのこと。ちょうどそのタイミングで「足立区に住む老婆」が裁判記録を閲覧し、本来は禁止されているはずの写真撮影をして、画像を折原に渡していたそうです。
この「足立区に住む老婆」とは、折原の手駒として使われた女性だそう。コレコレによると、これは反社が使う手口だそうで、低所得者を自分の捨て駒として使い、自分に直接影響が及ばないようにする方法なのだとか。折原は、Xに投稿する際にも別の人物に作業を代行させていたといい、そのため開示請求がされた場合も、代理投稿者の情報が開示され、折原本人は逃れることができていたそうです。
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情報が拡散されたことにより、コレコレの自宅にはインフルエンサーが何人も来たり、マンションの他の住民のドアホンを鳴らされるなどの被害が発生。さらに、自宅前で拡声器で「コレコレは悪だ」などと叫ばれる被害もあったそうです。こうした街宣活動のようなことをしたのは、「芸能ライター」を名乗る「山本武彦」(登録者数5000人)で、今年7月、折原が文藝春秋社に対して威力業務妨害で逮捕された際に一緒に逮捕されています。
「被害者の会」を結成
こうした嫌がらせを続けていた折原ですが、コレコレにダメージがないため、今度は全てのSNSをBANさせることを狙って「BANチャレンジ」を始めたとのこと。折原は、コレコレがこれまで取り上げたインフルエンサーに声を掛け、「被害者の会」なるものを結成。仲間になったインフルエンサーに告訴状を提出するよう呼びかけていたそうです。
これに応じて実際にコレコレを刑事告訴したのが「ゆりにゃ」(登録者数50万人)でした。ゆりにゃは2023年11月、自身のインスタグラムで“詐欺案件”をPRしてしまい、コレコレにその話を取り上げられていました。2024年9月、ゆりにゃはコレコレに脅迫されたとして、告訴状を提出したことを発表。「多くの活動者の人生を壊したネットの癌」などとコレコレを痛烈に批判していましたが、折原逮捕後の今年8月、コレコレとの和解が成立したと発表しています。
女性インフルエンサーの「牛乳ちゃん」(登録者数4000人)も、コレコレを攻撃した人物の1人です。ゆりにゃと同じように、詐欺企業に騙されてニセの詐欺案件を紹介してしまった牛乳ちゃん。被害者が出たため注意関係したコレコレを牛乳ちゃんは逆恨みしたのだとか。ライブ配信でコレコレの免許証の画像を晒したり、虚偽の情報を流すなどしていたそうです。
その後、牛乳ちゃんは折原との結婚を報告。しかし折原の逮捕後は、「殺してやりたいと何度も思った」というほどつらい日々を送っていたことを明かし、離婚を折原が認めてくれないと訴えていました。
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しかしコレコレは、自身に嫌がらせをしていた人物が「折原に洗脳されてました」と言って逃げていると指摘。「何を今さら被害者ぶってんだ」と不快感をあらわにしていました。
コレコレによると、途中で折原に「協力をやめたい」と告げると、今度はその人物が脅されるのだとか。「縁を切りたくても切れずに、いろんな人が被害者になりましたよ」とコレコレは意味深に語っていました。
折原は、自身は中央大学卒業のエリートで、タワーマンションに住んでいたと吹聴していました。しかしコレコレは、実際には中卒で団地に住んでおり、お金も持っていなかったと指摘。コンプレックスをこじらせ、「自分のことを金持ちだったり、優秀だったりとか思い込む」人物であり、「嘘八百の中身すっからなヤツ」だと非難していました。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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