名匠ホン・サンスの新作5本を5ヵ月連続で上映する〈月刊ホン・サンス〉開催
名匠ホン・サンスの監督デビュー30周年を記念し、2023年以降につくられた新作5本を5ヵ月連続で上映する〈月刊ホン・サンス〉を、11月1日(土)よりユーロスペースなどで順次開催することが決定。キービジュアルと特報映像が到着した。
作品ラインナップは、監督と3度目のタッグとなるイザベル・ユペールがソウルにやってきた謎めいた主人公を演じる「旅人の必需品」(2024/英題:A Traveler’s Needs/第74回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)受賞)、演劇祭を控えた美大で講師を務める主人公をキム・ミニが演じる「小川のほとりで」(2024/英題:By the Stream/第77回ロカルノ国際映画祭最優秀演技賞(キム・ミニ)受賞)、済州島に映画を撮りにやってきた3人の若者を“全編ピンボケ”で描く「水の中で」(2023/英題:In Water/第73回ベルリン国際映画祭出品)、休業中の女優と隠遁生活を送る老詩人のある一日を並行して描く「私たちの一日」(2023/英題:In Our Day/第76回カンヌ国際映画祭監督週間クロージング作品)、図らずも恋人の両親と過ごすことになった詩人の一日を描く「自然は君に何を語るのか」(2025/英題:What Does That Nature Say to You/第75回ベルリン国際映画祭出品)。
また、新作群とテーマがリンクした過去作を振り返る特集〈別冊ホン・サンス〉も同時開催する。上映作は「自由が丘で」(2014)、「逃げた女」(2020)、「イントロダクション」(2020)、「川沿いのホテル」(2018)、「正しい日 間違えた日」(2015)。
さらに、ホン・サンスの軌跡を辿る特別パンフレットを毎月刊行予定。イザベル・ユペールの10月来日も決まっている。
〈月刊ホン・サンス〉
配給:ミモザフィルムズ
協力:ビターズ・エンド、JAIHO、クレストインターナショナル
公式サイト:https://mimosafilms.com/gekkan-hongsangsoo/
記事提供元:キネマ旬報WEB
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。