将軍の御庭で栗名月を愛でる 浜離宮でお月見散歩はいかが
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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都心には案外広い公園がたくさんある。緑も気持ちいいが、背景の高層ビルに、東京らしい味わいがある。浜離宮恩賜庭園(東京都公園協会・東京)もそんな庭園の一つ。10月31日(金)~11月5日(水)までの6日間、「栗名月」に合わせて21時まで開園時間を延長し、夜の園内をライトアップする。秋の散歩を楽しめるさまざまなイベントが予定されている。
お月見といえば、旧暦の8月15日、現代では9月中旬を指す「十五夜」が有名だが、これに次いで月が美しいとされるのが、旧暦の9月13日、現代では10月中旬の「十三夜」。それぞれの時期に収穫し、お供えした作物にちなんで、十五夜は芋名月(今年は10月6日)、十三夜は栗名月(今年は11月2日)とも呼ばれている。
期間中には、月見台のお供え式や、伝統芸能公演をおこなうほか、夜間ならではの見どころを紹介する「お月見特別ガイドツアー」の実施、お月見限定のお抹茶セットや普段は園内で取り扱っていない日本酒の特別販売なども行う。
浜離宮は、国指定特別名勝・特別史跡。1654年に甲府宰相・松平綱重によって甲府浜屋敷としてつくられ、綱重の子・綱豊が6代将軍・徳川家宣になったのを機に、浜御殿と呼ばれる将軍家別邸となった。以来、歴代将軍によって改修が行われ、11代将軍・家斉の時にほぼ現在の姿の庭園が完成している。柔らかな明かりに包まれた小夜の日本庭園で、格別なお月見を楽しもう。
入園料は一般300円、65歳以上150円。小学生以下、都内在住・在学の中学生、障がい者手帳などの所有者と付き添い者1人は無料。イベントの詳細は特設サイトへ。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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