約3万年前の火山灰が“農業の未来”を変える 唯一無二の農業資材を活用した鹿児島発のプロジェクトが応援者募集中
合同会社ethicalT.(鹿児島市)は、クラウドファンディング型ふるさと納税プラットフォーム「ふるさと納税forGood」で、鹿児島の農業課題を解決する新たな挑戦「火山の恵みで“痩せた農地”に希望を!」への支援を9月30日(火)まで受け付けている。
同プロジェクトは、同社が開発した有機JAS適合の土壌改良資材「オリジンジオ(R)」を活用し、痩せた農地や連作障害など農業生産者が抱える農業課題に立ち向かい、農業者の手取り向上と環境配慮型の持続可能な農業を実現することを目指している。約3万年前の旧石器時代の「火山灰シラス」と「有機JAS適合」、そして、植物や土壌の自然な力を引き出し高温や長雨・干ばつ・日照不足などに強い植物を育てる最新の農業技術「バイオスティミュラント」の3つの特徴を合わせ持つ土壌改良資材「オリジンジオ(R)」で、火山灰から、農業の未来を耕す挑戦をスタートする。
同社によると、鹿児島県は農業産出額が全国2位(農水省調べ)を誇る一方で、農家の手取りは全国で最も低い水準にとどまっているという。最大の要因は、火山の噴火によって形成された「シラス台地」と呼ばれる水はけが非常に良い土壌。水や肥料が地中深くに流れ出るため、収穫量や品質の安定が難しく、農家の負担は年々増大しているという。ethicalT.はその課題を「地域資源」として再評価。地元で採取される火山灰シラスを微細・中空に加工した“シラスバルーン”を活用した資材「オリジンジオ(R)」を開発した。土壌の保水性や保肥力を高め、環境ストレスへの耐性を植物自体が高めることが可能となったという。
「オリジンジオ(R)」は、有機JAS適合の資材として、全国で唯一バイオスティミュラント資材として公的リスト登録されているという。利用した地元農家からは、「土が変わってきた」「野菜の味も良くなった」「ハウスの水持ちが2~3倍になった」「連作障害がでなくなった」「追肥をしなくて済んだ」などの声が寄せられているという。
「バイオスティミュラント」は、植物や土壌の自然な力を引き出し、高温や長雨・干ばつ・日照不足などに強い植物を育てる最新農業技術。「オリジンジオ(R)」を使用することで、植物の根のまわりの微生物が活性化。さらに根の生育が促進される。また、側根や細根が成長し、水分や栄養の吸収率が向上。環境に負荷をかけず、土壌を改良する資材として世界中で注目を集めているという。
寄せられた支援金は、「オリジンジオ®」の広告宣伝費用、研究開発・技術向上費用、営業・販売販路開拓支援等費用などに充てるとしている。支援金に対するリターン例は、「『かごしま黒豚さつま』しゃぶしゃぶ用3種900g」(1万5000円)、「あとからセレクト【ふるさとギフト】5万円」(5万円)、「SHIROYAMA HOTEL kagoshima(城山ホテル鹿児島)フォレストツイン1泊朝食付ペア」(9万2000円)など。
ethicalT.の上原直子代表は、「私たちは、シラス台地で育った鹿児島の農家さんと共に、農業の“苦しみ”を“誇り”に変える道を探してきました。子どもや孫に“胸を張って畑を継がせたい”と思える農業を、地域の資源で実現したい。それがこのプロジェクトの原点です」としている。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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