【闇深】人毛ビジネス、過激な少子化対策、偽札…北朝鮮の“リアル”
「じっくり聞いタロウ~スター近況㊙報告~」(毎週木曜深夜0時)。8月21日(木)の放送は、「あなたの知らない北朝鮮SP」をお届け!
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北朝鮮専門情報サイト「デイリーNKジャパン」編集長の高英起さんが、「北朝鮮の闇ビジネス 過激化する少子化対策の実態!」を語る。
人毛ビジネス
北朝鮮の人は、縫製をはじめ細かい作業が得意で、それを中国も評価。カツラもその1つで、北朝鮮から中国に輸出された人毛カツラなどの毛製品は、日本円で年間220億円以上になる。
高さんによると、輸入したカツラは中国内で売るだけでなく、“メイドインチャイナ”に偽装して韓国や日本に来ている可能性があるそう。北朝鮮では大量の人毛カツラを製造するため、「政治犯収容所」で強制労働をさせているという。
「政治犯収容所」とは、“反体制的”とみなされた人物が、時に家族もろとも収容される施設で、刑務所以上に過酷だと世界的な人権問題に。普通の刑務所が出所できるのに対し、政治犯収容所は家族を含めて一生出ることができず、収容所自体が1つの奴隷社会になっているという。
北朝鮮は大量の人毛をどのように入手しているのか? 「恐らく、収容所にお住まいの方の人毛だと思う。少なくとも、亡くなられた方の毛を使っていてもおかしくない」(高さん)。
過激な少子化対策
北朝鮮ではコロナ禍で生活環境が悪化し、2020年頃から離婚数が急増。政府は対策として、離婚した夫婦を1カ月から半年間、刑務所送りにするという処置を実行するが、その結果、結婚を避ける若者が増加。
そこで、金正恩はありとあらゆる手段を講じて半強制的に結婚させよう考えるが、生活環境が厳しい上、例えば、北朝鮮の男性は20歳くらいで徴兵に入り、32歳まで軍隊にいると、出てきても何もできないという。
少しでも出生数を稼ぎたい北朝鮮は中絶を厳しく規制しているが、その一方、闇で中絶を請け負う医者がいるとか。
○○が出回っている
かつて“北朝鮮は偽ドルをつくっている”との疑惑があったが、そのノウハウを生かして、北朝鮮ウォンの偽札をつくって経済難から逃れようとする人がいるそう。
そして今年5月、朝鮮中央銀行が発行する臨時の金券「トンピョ」の偽造が発覚した。
MCの名倉潤は「偽札を作ることは悪いことだけど、北朝鮮の状態を見ると、そんな人が増えてもしょうがないんじゃないか」と複雑な思いを吐露する。
偽札の流通に歯止めがかからない中、北朝鮮は解決策として、電子決済に力を入れている。北朝鮮でのスマホの普及率は、平壌では71.2%、地方では30%台だそうだが、メイドイン北朝鮮のスマホには、ちょっと変わった機能が…。
元々、身内のお兄さんを指す「オッパ」という言葉あるが、韓国ではドラマなどの影響で親しい男性や恋人を指す意味に変わっており、それを金正恩は許せず、「オッパ」という単語が打てないシステムになっているとか。
記事提供元:テレ東プラス
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