地方の実家、防犯意識に甘さ?空き巣・詐欺被害の不安は7割超【パナソニック調査】
お盆休みを迎え、多くの人が実家に帰省するタイミングだが、地方や田舎に住む親の防犯対策について、心配になったことはないだろうか。田舎ならではの近所付き合いがあるとはいえ、防犯意識が低いと不安に感じることもありそうだ。パナソニックでは、地方に実家(一軒家)がある人を対象に「実家の防犯に関する意識調査」を実施したので紹介しよう。

約6割が「実家の防犯対策に不安」と回答

パナソニックでは、2025年7月8日~10日、東京・神奈川・千葉・埼玉に住む20歳~59歳の800人(現在親と離れて暮らしており、実家が地方・郊外に位置する一軒家で、60代~80代の親が住んでいる男女)を対象に「実家の防犯に関する意識調査」を実施。
実家で実施している防犯対策は「近所付き合い」「施錠管理」といった意見が多かった。そこで、実家(一軒家)の防犯について不安を感じるかを尋ねると、全体では「とても感じている」12.1%、「やや感じている」47.6%で約6割の人が不安を抱いていることが判明。

年代別に見ると、20代~30代では「あまり感じていない」「まったく感じていない」が約半数に。その一方で、40代~50代では「やや感じている」「とても感じている」が6割を超え、親の年齢が上がるにつれて、防犯面への意識が高まる傾向がうかがえる。
「空き巣被害」に対する不安が7割超で最多

実家で起こる可能性のある防犯被害の中で、具体的にどのようなことに不安を感じているのかを尋ねると、「空き巣」が75.9%で最多となった。続いて「強盗」62.8%、「詐欺電話」61.9%という結果に。

年代別に見ると、20代~40代では「空き巣」への不安が最も高かった一方で、50代では「詐欺電話」が最多となり、親世代が巧妙になる犯罪の被害に遭うことへの心配が読み取れる。世代ごとに異なる不安の傾向が見られ、防犯対策も柔軟な対応が求められそうだ。
今回の調査から約6割の人が実家の防犯対策に不安を感じていることが分かったが、一方で全く不安を感じていない人が4割ほどいることも判明した。その背景には、「近所付き合いがあるから」「田舎で地域の治安が良いから」「常に家に人がいるから」といった理由を挙げる人も多かった。いずれも昔ながらの安心感に依存する傾向がうかがえるが、近年は在宅中でも起こる犯罪が話題になっている。田舎だから大丈夫ではなく、時代に合わせた防犯対策の見直しが必要だろう。実家に帰省した際には、家族で防犯対策について話し合いの機会を設けておくのが良さそうだ。
出典:【パナソニック株式会社】
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記事提供元:スマホライフPLUS
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