渋野日向子は5試合ぶりムービングデーで伸ばせず「思いとゴルフがかみ合わなかった」
<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 3日目◇26日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6538ヤード・パー72>
悔し涙とともに踏みとどまった、カットライン上の59位で迎えた5試合ぶりのムービングデー。渋野日向子は2バーディ・2ボギーの「72」と伸ばすことができなかった。
「めちゃくちゃいい天気。ここはどこや、みたいな」と、寒いとはいえ早朝から穏やかな天候。1番こそティショットがポットバンカーにつかまりボギーとしたが、そこからはチャンスにつけ続けた。「(ショットが)きのうよりはマシだった。それを決め切れなかったのが残念」。バーディはともに5メートルを決めた5番、10番の2つに留まった。
3番パー5では段下からラインに乗っていたものの、カップ直前でブレーキ。4番ではピン奥2メートル、6番では4メートルがわずかにショートして、手であおるような素振りを見せた。最終18番でも3メートルにつけたが、バーディパットの勢いが弱く、手前で大きく右に切れた。
「なんか、ボール1個分っていう感じだった。あまりしっくりこない最後のパットだったから、もったいない。ラインに乗せにいっていて、入れにいっている感じではなかった」と悔やんだ。
一方で、チャンスを演出したショットについては、「予選通過した分、考えることもきのうよりは少なかった」と感覚は上向きだ。予選通過を決めた2日目終了後にはドライビングレンジに向かい、「下半身が使えていなかった。リズムよくっていうのを練習した」。
来週は歴代覇者として迎える、海外メジャー「AIG女子オープン」(全英)。そこに向けて好感触を早く取り戻したい気持ちも、この前哨戦を上位で終えてポイントを稼ぎたいという気持ちもある。「(予選を)通ったからには上にいきたいのでもっとバーディが獲りたかった。でも思いとゴルフがかみ合わなかったですね」。あすはまた一歩前進できるような、充実感の残る日曜日にしたい。(文・笠井あかり)
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