次世代ドラディス王候補! 平均310y超えの内山遥人が明かすコツは「左足を蹴る」【プロが教える毎日“極・飛ばし術”】
間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました! 毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は、現在男子ツアーでドライビングディスタンス1位に立つ内山遥人。
◇
プロ4年目の22歳・内山は、昨季の国内下部ツアーで賞金ランキング15位に入り、今季はレギュラーツアーに出場中だ。9月の「ロピアフジサンケイクラシック」で行われる第1回リランキングまでに成績を積み上げ、後半戦の試合数を確保するために奮闘している。
現在、国内男子ツアーのドライビングディスタンスは堂々の『318.52ヤード』。昨季まで3年連続1位に輝いた“日本一飛ばす男”河本力をしのぎ、ランキング1位に立っている。そんな内山が明かす“飛ばしのコツ”とは…?
「実は、高校時代までは飛ばし系の選手ではなかったんです」と明かす。しかし、プロの舞台で戦うには飛距離が必要と感じ、「いろいろな道具を試したり、体の使い方を変えたりしました」とプロ転向後に自分に合ったクラブ探し、スイング改造なども行った。もともとドローヒッターだったが、「球が荒れていたので、フェードに変えました」と持ち球を変更。だが、そこで課題となったのが「スピン量が増えたこと」だった。
そこで、転がる距離を増やすために「アッパーに打つようにして、スピン量が減る動きを入れました」。ボールは左足寄りに置き、スイングの最下点を体の中心からボール方向にずらすことで、自然とヘッドが上がりながらインパクトを迎える“アッパー軌道”を作っている。さらに、体の動きでは、「地面反力のような、左足の蹴り」を意識して「体の回転スピードを速くなるように」しているという。
トップの位置から、腰の回転をきっかけに切り返しに入る。「そのあとに左足のヒザを伸ばすようにして蹴る。(左腰を)後ろに引くイメージ。引く分、(骨盤前に)スペースができるので、右側が回転しやすくなる。だから、体の回転のスピードが速くなる」と話した。
注意点もある。「重心移動のタイミングを間違えたり、ズレが起きると、体の重心が右に残ることもあるかもしれません」。インパクトからフォローにかけて右足に重心が乗りすぎてしまうと、「振るスピードが落ちるし、球も曲がる」という。それを防ぐためには、切り返す際に手で下ろすのではなく、腰を回転させながら左足を踏み込むことが重要だ。
「少し球の散らばりは起きるかもしれないけど、この動きで素振りもしていけば、飛びにつながります」。いま行っているスイングに、左足の動きをプラスしてみてはいかが?
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。