古江彩佳の課題は明確「いつできるかどうか…」 メジャーディフェンディングは59位
<アムンディ・エビアン選手権 最終日◇13日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504ヤード・パー71>
ディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指した古江彩佳は、トータル2オーバー・59位タイに終わった。初日こそ「67」で首位と2打差の7位で滑り出したが、その後は「72」、「74」、「73」と落とすことになった。
“裏街道”から出た最終日は2バーディ・4ボギーの内容で、バーディを奪ったのは18番と9番のパー5。18番は池をギリギリ越えて2オンに成功し、最終9番では2打目を力いっぱい振り切ってエッジまで運び、寄せて奪った。
「簡単ではないけれど、楽なバーディが獲れた。獲れないよりは獲れた方がうれしいのでよかった」
米3年目の今季はトップ10入り3回で、ポイントランキング13位(大会終了時点)につけているとはいえ、もどかしい時間も続いている。アンバサダーを務めるミズホが冠の「ミズホ・アメリカズオープン」や、メジャーの「全米女子オープン」、「全米女子プロ」で予選落ち。今大会開幕前には、「LPGAで戦ってる中では1番悪い状態」と話していた。
「自信を持つことが大事、と毎週思っているけれど、それがいつできるかどうかですね…」
もちろん、タイトル防衛に向けて、好調でエビアンに入りたかったというのが本音。「調子がいいわけでもなかったので、そこまでプレッシャーもなかったと思う」。吹っ切れたように、少し寂しそうにも話したが、「自分の写真が(街の)いろんなところに飾られているのはすごく楽しめた」とここでは笑顔を見せた。
1週間のオープンウィークを挟めば、ルーキーイヤーの2022年にツアー初優勝を果たした「ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン」(当時はトラストゴルフ・スコティッシュ女子OP)、今季のメジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英)が控えている。
「リフレッシュがずーっとできていないので、しっかりと気晴らしができたら」。今回は大好きなディズニーではなく“ヨーロッパあたり”を観光する予定。心技体を整えるためにも、まずは心身を精一杯休ませてあげたい。(文・笠井あかり)
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