「ひゃくえむ。」高橋李依、種﨑敦美、悠木碧ら10名のキャストを新たに発表
『チ。―地球の運動について―』の魚豊が連載デビュー作として《100m走》に魅せられた者たちの狂気と情熱を描いたコミックを、「音楽」の岩井澤健治が監督を務めて劇場アニメーション化した「ひゃくえむ。」が、9月19日(金)より全国公開される。このたび松坂桃李、染谷将太、内山昂輝、津田健次郎に続く10名のキャストが新たに発表された。
元中学陸上界のスターであり、高校陸上部でトガシのチームメイトとなる仁神を演じるのは「THE FIRST SLAM DUNK」の笠間淳。陸上への熱さは人一倍で、トガシを高校陸上部に勧誘する浅草役には『【推しの子】』の高橋李依。浅草と共に陸上部を支える椎名役には『トリリオンゲーム』の田中有紀。
“才能型”のトガシと“努力型”の小宮、二人の主人公の小学生時代をそれぞれ演じるのは『SPY×FAMILY』の種﨑敦美と『薬屋のひとりごと』の悠木碧。次世代を担うランナーの樺木役には『WIND BREAKER』の内田雄馬。
小宮と同じ高校陸上部に所属していた明るく気さくな沼野役には榎木淳弥。同じく小宮のいた高校陸上部の部長であり、小宮の才能を恐れる経田役には石谷春貴。トガシに憧れる森川役には石橋陽彩。仁神のライバルを自称する尾道役には杉田智和。
〈コメント〉
笠間淳(仁神役)
この度、仁神役を担当させていただきます。
今作において一番大切にし、そして一番難しいと感じたのはやはり飾らない「生の感情」でした。人の「感情」「想い」というものは、本来決して外に発露されることを目的にしません。しかし、今作は人間の持つ様々な「生の感情」を、渦となってアウトプットさせる事こそが価値であり、作品の色だと感じました。よって、丁寧に、飾る事なく仁神を生きることを第一の目標に演じさせていただきました。
「人の生の感情」と「エンタメ」の渦の様な融合を、ぜひお楽しみください。
高橋李依(浅草役)
自分の性質だったり経験ごと挑んだオーディションだったので、浅草としてのご縁をいただけて、胸が熱くなりました。原作の魅力を突き詰めた映像化に、私の人生にもこういう時間があったんだと追体験するような、ビデオに残していくような感覚になる掛け合い。『ひゃくえむ。』の世界を共に生きられて、光栄です!
田中有紀(椎名役)
椎名役を務めさせていただきます、田中有紀です。
それぞれに負けられない理由を背負いながらも、0.01秒でも速くあることを求めスタートを切る選手たちの姿に、思わず息を止めて見守ってしまうほど惹き込まれました。
心も身体もギリギリで、時には危うさも垣間見える本気の世界を、椎名ちゃんと一緒に走らせていただけることとても光栄です。十数秒に全てをかける極限の生き様、ぜひ劇場で見届けてください…!
種﨑敦美(小学生のトガシ役)
自分は走るのが人一倍遅い人生を歩んできたので、「100メートル」という距離に人生を懸けている人たちのことを想像をしたこともありませんでした。でも『ひゃくえむ。』の中には私も知っている感情がたくさん詰まっていました。熱いです。作品に触れた時から、収録の間も、ずっと感じていた熱を、皆様にも感じていただけたら嬉しいです。
悠木碧(小学生の小宮役)
走ることからとにかく逃げてきた人生だったので、走りで自分を確立する人がいること、だからこそがむしゃらに走る、走らざるをえない。その景色を、小宮を通して初めて見ることができました。酸欠になりながら全力で挑んだアフレコ、苦しいけど意外と気持ちよくもあって…。この感覚、伝わったらいいな…!ぜひご覧ください!
内田雄馬(樺木役)
この度は、『ひゃくえむ。』に参加させていただき、大変光栄に存じます。
カバキは言葉数の多い人ではありませんが、その内に秘めた熱いものを持っている方です。
一つ一つの言葉を丁寧に紡ぐぞという気持ちで収録に臨みました。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
『ひゃくえむ。』を、どうぞ劇場でお楽しみください!
榎木淳弥(沼野役)
沼野の声を務めさせていただく、榎木淳弥です。
原作を読んだ時、ものすごい熱量を感じましたので、今回アフレコに参加することが出来てとても嬉しかったです!陸上シーンはもちろんですが、日常のシーンもかなり面白いです。どうぞお楽しみに!
石谷春貴(経田役)
僕も短い間ですが、陸上、そして100mに、持てる全てを賭けていた時期があります。
怪我をして諦めた身ですが、今回『ひゃくえむ。』にて経田役として、その時諦めた陸上を生きられること、とても嬉しく思います。たった10秒。たった100m。シンプルで、一瞬で、残酷で、喜びに満ちた世界に生きる彼らの今です。お楽しみに。
石橋陽彩(森川役)
森川役の石橋陽彩です。原作に心を打たれ「絶対に出演したい」と思っていたので、決まったときは本当に嬉しかったです。
森川は松坂桃李さん演じるトガシの大ファンという役柄で、実際に僕も松坂さんに憧れていたこともあり、掛け合いの際は感情を込めて演じることができました。
白熱の陸上対決を、ぜひ劇場でご覧ください!
杉田智和(尾道役)
夢や理想に向かって進む若者の直向きさと熱意を表現するのに、彼が個性ある彩りを添えられれば幸いです。
よろしくお願いします。
Story
生まれつき足が速く《友達》も《居場所》も手に入れてきたトガシ(声:松坂桃李)と、辛い現実を忘れるためがむしゃらに走っていた転校生の小宮(声:染谷将太)。トガシは小宮に速く走る方法を教え、放課後に共に練習を重ねる。打ち込むものを見つけた小宮は、貪欲に記録を追い始める。そうして二人は、親友かつライバルとなった。
数年後、天才ランナーとして名を馳せるも勝ち続けなければいけない恐怖に怯えるトガシの前に、トップランナーの一人となった小宮が現れる──。
©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会
配給:ポニーキャニオン、アスミック・エース
魚豊の漫画『ひゃくえむ。』を劇場アニメ化。松坂桃李と染谷将太がW主演
「ひゃくえむ。」アヌシー国際アニメーション映画祭でワールドプレミア実施。内山昂輝と津田健次郎の共演も発表
記事提供元:キネマ旬報WEB
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