「ドライバー、ウェッジ…できればフルセットを(笑)」 稲垣那奈子、高橋彩華が大よろこびしたミズノの“粋なはからい”
<アース・モンダミンカップ 事前情報◇24日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6688ヤード・パー72>
今週の国内女子ツアーの会場で、“粋なプレゼント”に笑顔を浮かべる2人の選手を見かけた。それが「リゾートトラスト レディス」でツアー初優勝を果たした稲垣那奈子と、「宮里藍 サントリーレディス」で3年ぶりの優勝を手にした高橋彩華だ。
このプレゼントというのが、ミズノから贈られたアイアンのヘッドがついたトロフィー。同社はこれまでにも、自社製品を使いツアー優勝した選手に、同様のトロフィーを贈って勝利を祝福してきた。稲垣はミズノと契約を結ぶ看板選手のひとりで、高橋はクラブ契約はフリーながら、アイアンは『ミズノプロ 245』を使用している。
「めっちゃカッコいいですね」と感激していたのは稲垣。大事に持ち帰り、自分の部屋に飾ることをイメージしている。今回はアイアンヘッドのトロフィーだが、「もっとたくさん欲しいですね。ドライバーもウェッジもあるので、できればフルセット(笑)」と、“コンプ”が今後のモチベーションにもなる。同社担当者によると、メジャーなど特別な試合で勝った選手にはドライバーのヘッドで作った例もあり、最近では男子の平田憲聖がそれを手にしている。
そして高橋は、これが初優勝した2022年の「フジサンケイレディス」に続く2個目のトロフィーだ。1つ目は、その時に手にした大会のレプリカトロフィーの横に飾ってあり、まさに勲章になっている。「いろんなヘッドを並べたいので、次のモデルのアイアンに替えた時もまた優勝したいですね」と言って笑った。
今季は他にも、4月の「ヤマハレディースオープン葛城」を制した穴井詩が20年発売のアイアン『JPX 921 ツアー』を長年愛用するミズノユーザー。さらに同じ月に海外メジャー「シェブロン選手権」を制した西郷真央も、同社のアイアン『JPX 923 FORGED』を使用と、同社のクラブが国内外で旋風を巻き起こしている。
「ミズノのアイアンは顔、打感、抜けもいいのでトータル的に大好き! 優勝した試合では最後、緊張してうまく当てられなかったんですけど、このアイアンだからグリーンオンできたのかなと思います」(稲垣)
「今使っているアイアンはミスヒットしても距離が落ちづらいので、やさしい。優勝した試合ではキレキレでした(笑)。アイアンを選ぶポイントはまず出球が思ったところに出てくれる事。毎回完璧には当たらないので、ミスの幅が(小さく)収まってくれるのがいいですね」(高橋)
実績はもちろん、この言葉を聞くと使用する選手の信頼も揺るぎない。決してお金では買えない、メーカーの想いが詰まったこのトロフィー。今後いくつ製作されることになるのだろうか?
<ゴルフ情報ALBA Net>
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