橋本愛、大河『べらぼう』で魅せる粋な女将ぶりが話題

女優の橋本愛(29)が出演中のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』が現在放送されており、劇中での存在感ある演技が注目を集めている。6月23日には自身のInstagramで「今後ともおていさんをよろしくお願いいたします」と投稿し、演じている「てい」という役柄への思い入れをうかがわせた。
『べらぼう』は江戸時代中期、破天荒な出版人・蔦屋重三郎の生涯を描いた作品で、型破りながら時代を動かす人物たちが織り成す群像劇が魅力。主演の横浜流星が蔦屋重三郎を熱演する一方で、橋本愛が演じる丸屋の女将・ていもまた、視聴者の心を掴んで離さないキーパーソンとして高く評価されている。
ていは浅草の旅籠「丸屋」の女将で、江戸の町人文化に深く根ざした人物。蔦重をはじめとする人々を受け入れ、支え、ときに導く姉御肌の女性として描かれている。橋本愛は持ち前の落ち着いた声と所作で、時代劇における女将という難しい役柄を見事に演じ切っており、その演技には「貫禄がある」「まるで本当に江戸に生きていたよう」と称賛の声が寄せられている。
投稿された6月23日のSNSでは、撮影現場と思しき場面の一枚とともに、「今後ともおていさんをよろしくお願いいたします」とファンに向けてのメッセージを発信。作品に対する真摯な姿勢がにじみ出た言葉に、コメント欄には「毎週楽しみにしています」「ていさんが出てくると安心する」といったファンの声が相次いだ。
橋本愛にとって『べらぼう』はNHK大河ドラマ2作目の出演となるが、今回の演技は過去作以上に円熟味を帯びている。現代劇から時代劇まで幅広いジャンルに対応してきた経験が、てい役に深みを与えており、視聴者からは「まるで橋本愛自身が江戸の女将になったかのよう」といった感想も聞かれる。
共演の横浜流星とは本作が初の本格共演。蔦重とていの関係は、ただの支援者・協力者という枠に収まらず、互いに信頼と敬意を寄せる大人同士の関係として丁寧に描かれている。橋本と横浜の芝居の掛け合いは、毎回の放送に深い余韻を残しており、SNS上でも「ふたりの空気感がたまらない」と話題になっている。
『べらぼう』は型にはまらない人生を貫いた蔦屋重三郎を軸に、歴史の表舞台にはあまり描かれてこなかった人々に光を当てる意欲作。その中で、橋本愛演じるていは、文化を支えた“縁の下の力持ち”的存在として物語を支えている。
現在放送中の本作は、回を重ねるごとに人物像の深まりとともに、視聴者の評価も高まっている。橋本愛のていは、単なる脇役にとどまらず、蔦重の人間形成に深く関わる人物として、物語の要を担っている。
橋本愛が演じる「てい」という粋で情の深い女将は、これからの物語の展開でもますます重要な役割を果たすことが予想される。『べらぼう』の今後の展開とあわせて、橋本愛の演技からも目が離せない。
記事提供元:デイリーニュースオンライン
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