松山英樹は予選通過圏内でホールアウト 決勝進出へ望みをつなぐバーディ締めに「わずかなチャンスはあるかな」
<全米オープン 2日目◇13日◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372ヤード・パー70>
松山英樹は3バーディ・6ボギーの「73」でラウンド。トータル7アンダーでホールアウトし、予選カットライン上で2日目を終えた。
1番からスタートした第2ラウンドでは、2番で60センチにつけるセカンドショットで、バーディが先行。その後は3つのボギーを叩き、前半は「37」で折り返した。
後半は10番で3パットを喫しボギー。だが11番ではセカンドを1.5メートルにつけてバウンスバック。しかし、14番からの連続ボギーで流れを失い、この時点でトータル8オーバー。決勝進出に暗雲が立ち込めた。
「入らなかったら100パー(予選通過は)ないですけど、入ったらわずかなチャンスはあるかなと思って」。そんな意識を持って迎えた最終18番では、ピン右4メートルにつけると、それを沈めてバーディ締め。予選通過圏内に滑り込み、週末行きへ希望をつなぐ一打となった。
「良いところもありましたし、悪いところもたくさんあって。ストレスをそんなに抱えることなく、結果的にはストレスは溜まっているんですけど、やりたいことがうまくできはじめたかなという感じはあった」と一日を振り返った。
第1ラウンドではフェアウェイキープ率50%、パーオン率61%だったが、第2ラウンドではそれぞれ64%(9/14)、72%(13/18)と向上。「ドライバーに関しては、まだ時間がかかりそうだけど、アイアンに関してはちょっとずつ、最後のセカンドもそうだし、16番もそう。いいところもあった」と手応えも感じている。
ただ、パット数は初日「33」、2日目は「32」と、グリーン上での苦戦は続いた。「スピードが、合わせ切れていなかったので。後半になって、特にそれが自分の中で今入れたいパットとかで顕著に表れちゃったかなって感じです」と課題も口にした。
オーバーパーのラウンドは続いているものの、初日は1つだけだったバーディも3つに増え、フェアウェイキープ率、パーオン率も上向いている。悪天候の影響により競技は中断しており第2ラウンドの結果は確定していないが、決勝進出は濃厚とみられる。「しっかりと、きょうのように粘り強く、少しでも伸ばしていけたらなと思う」と、週末に向けて力を込めた。
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