全米出場権逃すも前向きに 佐久間朱莉の次なる標的は“全英”「行けるよう頑張る」
<ブリヂストンレディス 初日◇22日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642ヤード・パー72>
“次の目標へ”。佐久間朱莉は、今季2勝目へ向けホールアウト時点で6アンダーのトップに立った。「比較的ショットがよかったし、ここ最近のなかではすごくいいゴルフでした」と満足そうな表情を浮かべる。
10番からスタートし、前半だけで3アンダーとスタートダッシュに成功。後半も5番から2メートル、3メートル、3メートルを決める3連続バーディなどで、さらに伸ばした。「優勝した週もショットはそこまでいいわけではなかったし、だんだんよくなってきています」。奪ったバーディ8つは、「ワンピン(2.5メートル)くらいが多かった」とパットもうまくかみ合った。
4月の「KKT杯バンテリンレディス」で悲願の初優勝を挙げ、そこからは来週開催のメジャー「全米女子オープン」出場を目指してきた。予選会は回避し、出場権が得られる5月19日時点の世界ランク75位入りへ挑んだが、そのラストチャンスになった先週の「Sky RKBレディス」は6位。世界ランク81位止まりで突破はできなかった。
悔しさは残すが、気持ちを切り替え愛知入り。「もう終わったこと。次は2勝目、あとは全英に行けるように頑張りたいなと思います」。新たなターゲットを7月31日開幕の「AIG女子オープン」(ウェールズ、ロイヤル・ポースコールGC)に設定した。そのためには3週後の「宮里藍 サントリーレディス」で2位までに入るか、6月30日付の世界ランク上位50人を目指していく。
「今年は初日にいい滑り出しが多いので、気持ち的にも少し楽にラウンドできるかなと思います」。きょうの結果は残り3日間にも影響する。まだまだメジャー大会出場のチャンスは残っている。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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