SSFF & ASIAの特別賞に「MIRRORLIAR FILMS Season7」が決定。加藤シゲアキとスキマスイッチが登壇
米国アカデミー賞が公認するアジア最大級の国際短編映画祭〈ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA) 2025〉。このたび“ショートフィルムを通じて文化・産業・地域に著しく貢献し、未来地図形成にも繋がる作品”を対象とした特別賞に、「MIRRORLIAR FILMS Season7」が選ばれた。
5月28日(水)にTAKANAWA GATEWAY CITYで行われるオープニングセレモニーに、同作の監督の一人である加藤シゲアキ、ならびにテーマソングを歌うスキマスイッチが登場する予定で、レッドカーペットを歩いたのちにトロフィーが授与される。
「MIRRORLIAR FILMS」は、メジャーとインディーズの垣根を越えたクリエイター陣による短編映画制作プロジェクト。制作を通した地方創生や人材育成にも取り組み、愛知県東海市と連携したSeason7では加藤浩次と加藤シゲアキの両監督作が同地で撮影された。
Season7は5作品で構成される。NEWSのメンバーで作家としても活躍する加藤シゲアキが監督・主演、Aぇ! groupの正門良規が共同で主演を務め、砂で窒息死する奇妙な事件を追う2人の刑事を描いた「SUNA」。Bad Robotやヒストリーチャンネルのドキュメンタリープロジェクトに参加してきた坂本ショーン監督が、内戦の激化する近未来のアメリカで息子を亡くした2人の父親の対話を捉える「ウエディング」。映像制作集団〈着火塾〉の代表である俳優・クリエイターの武田成史監督が、悪事に手を染める小説家と怪しげな靴屋の出会いを描いた「KUTSUYA」。お笑い芸人・MCの加藤浩次が監督、矢本悠馬が主演を務め、路上駐車に端を発するカオスな言い争いの行方を追った「Victims」。俳優の香月彩里が初監督を務め、AI詐欺に人生を翻弄されながらもAIに救われる男を描いた「ヒューマンエラー」。これらは映像配信サービス〈Lemino〉で、5月16日(金)より順次配信されるのでチェックしたい。

またオープニングセレモニーで、東宝が運営する挑戦的なコンテンツ制作レーベル〈GEMSTONE Creative Label〉による新作短編映画の発表に際し、ゲストとして西山将貴監督、西野七瀬、本郷奏多、村上リ子監督、吉田美月喜、香椎由宇、関駿太監督、西垣匠、山﨑天が登壇することも決定。さらにセレモニーのMCを、フリーアナウンサーの松丸友紀が別所哲也と共に務めることが明らかになった。豪華な顔ぶれが彩る映画祭から、ますます目が離せない。
記事提供元:キネマ旬報WEB
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