石川遼「すごくいい4日間だった」 2週間のオフを挟んでタイトル防衛戦へ
<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日◇8日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇予選=7397ヤード・パー70、決勝=7430ヤード・パー71>
昨年大会はプレーオフの末2位。リベンジがかかっていた石川遼は、6打差の16位から出ると3バーディ・1ボギーの「69」をマークし、トータル2アンダー・16位タイで終えた。
予選ラウンドは連日の「71」と落とし、もがき苦しむ姿があった。「調子は悪くない」としながらも、「ゴルフの内容が良くない。悪くない状態でも、それを生かす高い再現性でプレーできていない」と話していた。
だが、3日目には今週初のアンダーパー「69」をマーク。そして最終日も伸ばした。日に日にスコアが良くなった要因には、課題としていた「タテ距離のジャッジ」が修正されたこと。パーオン率を見てみると、初日61.1%、2日目55.6%に比べて、3日目77.8%、最終日83.3%と劇的改善。「課題が着実にクリアできている。そこはすごくいい4日間だった」と、表情は明るく清々しかった。
「(タテ距離のミスは)1年くらい長く、課題としてやってきたところ。自分が打ちやすいピンに対してはいいけれど、打ちにくいピンに対してミスになるところがあった。それが減ってきた。きょうはパーオン率が増えたし、スイングでは細かいところがあるが、全体を通して良くなっている。再現性が高まってきた」と収穫は大きかった。
次戦はディフェンディングチャンピオンとして迎える、26日開幕の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」になる予定。2週間をオフに充てる。「練習とラウンドを中心に、トレーニングもします。ずっと試合が続いていたのでリフレッシュも必要。けっこう自由に過ごすと思います」と。休息を取りながら、自身のペースで準備を整えていく。(文・高木彩音)
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