メジャー制覇した申ジエさん、どうしてやさしい大きいヘッドを使わないんですか?
国内メジャー初戦で優勝を果たして、日本ツアー通算29勝を記録し、永久シードにあと1勝と迫った申ジエ(韓国)。彼女は、とにかくやさしいクラブを使いたくないと語る。
ドライバーは昨年から『タイトリスト GT3』(9度)に『ジ・アッタス V2』シャフトを採用している。コンパクトな洋ナシ形状が特徴で、ハードヒッターが使用する、アスリートモデルを採用する。
「(使用する決め手は)小さい顔。小さすぎる顔が好きです。小さいヘッドの方が弾道を操れます。大きいヘッドだと、(自分でコントロールできずに)ドーンと飛んじゃう。あくまでヘッドは、自分の感覚が分かるものがいいですし、ミスがミスと分かるヘッドがいいです」
アイアンは長年、『APEX TCB』ヘッドに『ツアーAD 65ll S』シャフトを採用している。「『APEX TCB』はもう5年目です。こちらもヘッドが小さいのが一番の決め手。大きいのは、(弾道を操れないしミスが分からないので)ゴルフが楽しくないんです。顔で言えば、トップラインはちょっと膨らんだものがいい」。
アイアンへのこだわりは、ソールの出っ張りであるバンスにも見られる。「バンスがある方が抜ける感覚がある。他のモデルはバンスがないので、使うのが厳しいですね」。
『ツアーAD 65ll S』シャフトは、10年以上も使用。「私は硬くて軽いのが好きですね、重く軟らかいのは(ヘッドコントロールができないので)ダメです」。
「やさしいクラブは使いたくない」と語る彼女のギアへのこだわりは、アマチュアに計り知れないものがあった。
◇ ◇ ◇
女子プロの使用アイアンを調査! 関連記事【女子プロのアイアンの打痕を見せてもらいました! 下の溝3本に本当に集中しているの?】をチェック!
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。