霊力を持つ少女ヨリ(キム・ジヨン)に乗り移って龍になろうともくろむ悪神カンチョリ(キム・ヨングァン)『鬼宮(ききゅう)』第1話

『鬼宮(ききゅう)』
キム・ジヨン演じる巫女としての運命を拒否してメガネ職人として生きるヨリ、ユク・ソンジェ演じるヨリの初恋の相手ユン・ガプと龍になり損ねて悪神になってしまったカンチョリ。不思議で複雑な三角関係を描くファンタジーロマンス時代劇『鬼宮(ききゅう)』が、映像配信サービス「Lemino(レミノ)」にて配信された。
「あやつに会ったら振り向かずに逃げねばならぬ」
時は朝鮮時代。沼の奥底で千年の修行を終えた大蛇(イムギ)のカンチョリは、天を目指した龍だった。しかし、昇天する龍が人間の目に触れて汚れると再びイムギに戻ってしまう。千年の修行もむなしく幼子の目に触れてしまいあえなく地に落ちてしまった。
これが、カンチョリが人間を憎悪するゆえんだと巫堂(ムーダン)である祖母に教えられた少女ヨリ。カンチョリは昇天龍になることに失敗し、霊力を持つ少女ヨリに乗り移って龍になろうと目論んでいた。心配した祖母はヨリに「あやつに会ったら振り向かずに逃げねばならぬ」と言い聞かせる。
13年後、ヨリはムーダンである祖母のあとを継がずに眼鏡職人として生きていた。ある日、ヨリは眼鏡を売りに行ったお屋敷で何かをじっと見つめる。「もしやご子女のうち病の方が?」と見てもいないのに言い当てるヨリに驚く主。ムーダンである祖母・ノプトクの孫だと分かると「お前もムーダンなのか?」と尋ねられる。しかし、ヨリは「私は違います」ときっぱり言い切るのだった。
屋敷を後にしようとしたヨリは屋根の上にこの世ならざるものがいることに気が付く。力は弱そうだが間違いなく怨霊だと分かったヨリは、屋敷の娘に病をもたらしたのは怨霊の仕業であり、すぐに命を落とすだろうと考えた。これは先祖の報いであり子孫の代まで引き継がれる因果なのだと。怨霊が娘に襲い掛かろうとした時「手を離すのだ」と言ってヨリが払い除ける。

『鬼宮(ききゅう)』
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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