原口元気「吐き気がくるほどプレッシャーに襲われることもあった」華々しい活躍の裏側とさらなる壁『NumberTV』第19話

『NumberTV』第19話
NTTドコモの映像配信サービス「Lemino(レミノ)」では、さまざまなジャンルのトップアスリートを招き、彼らの競技人生における「最大の挫折」の真実に迫る『NumberTV』を配信している。その時何を感じ、どう壁を乗り越えたのか。選手本人が当時の写真と向き合いながら、復活までの道のりを明かす本格ドキュメンタリーだ。#19では、サッカー・原口元気選手の挫折と苦悩に迫る。
原口元気の華々しい活躍の裏側とさらなる壁
本当はドリブルで勝負したい、本当はゴール前で待っていて勝負したいという気持ちも強かったが、ドイツで生き残るためプレースタイルを変えていく決断をし、そのための努力をし始めた原口。ドイツでも通用する体づくりやプレー改善のために原口が頼ったのが、谷川聡先生。体の使い方などを二人三脚で学び直し、プレースタイルの変更に取り組んでいった。原口は、谷川先生について「彼とやってきた10年間のおかげでこのキャリアがあると思ってます」と話す。一方、5大リーグで自分のストロングな部分で勝負をしている日本代表の選手が現在たくさんいることについて「俺もこれやりたかったなっていうところがすごいある」と微笑む。しかし「僕自身そこで決断して努力できたことに対して、多くのものを僕のキャリアにもたらしてくれたので、僕自身の決断は間違ってなかったなと思います」と語った。
スキルをあげていった原口は、日本代表にも定着。自身初のW杯出場をめざし、努力を重ねた原口。厳しい戦いが続いたW杯ロシア大会アジア最終予選では全10試合に出場し、W杯最終予選としては日本史上初となる4試合連続得点を記録。ドイツでの経験が実を結び、日本代表の新たなる希望となった。当時について「W杯アジア最終予選は非常に苦しいスタートとなった中で、自分が(ゴールを)決めてW杯に連れて行かなければいけないという、試合前日に吐き気がくるほど緊張したりプレッシャーに襲われることもあった」と振り返り、「でもそういう危機感の中でプレーする、そういう強い思いでプレーするということがパワーに変わった」と話す。そして、「W杯で輝くためには何度も走ってワンチャンスを決めきる力をつけなきゃいけないと思っていたので、手ごたえは間違ってなかったなと思った」と語る。
W杯ロシア大会でも原口の勢いは止まらず、グループステージ突破に貢献。ベルギー戦では先制ゴールをあげ存在感を示した。しかしベスト8の壁は高く...。
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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