なぜMacBookを選ぶ? 購入理由1位は「iPhoneとの連携」!満足度は91%超
薄型軽量で持ち運びやすく、洗練されたデザインと初心者でも使いやすい操作性が魅力のMacBook。購入者はどのような使用目的で、どの点を重視してモデルを選んだのだろうか。株式会社rentryが実施した、MacBookに関するアンケート調査の結果を見てみよう。
「将来的な安心感」はMacBook Pro、「軽量で、お手頃価格」はMacBook Air

おすすめ比較サイト「Picky’s」を運営する株式会社rentryは、2025年4月9日〜10日にMacBookを購入したことがあると回答した10~70代までの男女204人を対象に、MacBookに関するインターネットアンケート調査を実施した。
MacBookの購入の決め手を尋ねると、最も多かったのは「iPhoneやiPadとの連携性」で全体の25%だった。次に多かったのは「Appleブランドへの信頼」と「デザインの美しさ」。他にも、クリエイティブ作業との相性など実用面を挙げる声も多く、用途と気持ちの両面で「Appleらしさ」が選ばれる理由となっているようだ。
また、MacBookには高性能な上位機種の「MacBook Pro」、軽量薄型の「MacBook Air」があるが、購入者の約8割がAirかProかを迷わずに選んでおり、購入前に明確な用途や予算感を持っている層が多いことがうかがえる。最終的には、自分の使い方と求める快適さのバランスをどこに置くかがシリーズ選定の鍵となり、「持ち運び重視」「価格を抑えたい」人はAirを、「高負荷作業」や「将来的な安心感」を重視する人はProを選ぶ傾向にあるようだ。

満足度が高いメモリ容量においては16GB以上、ストレージ容量は256GBが最多。しかし、自由記述には「容量不足で後悔した」「もっと大きくすればよかった」という声も見られ、とくに写真・動画・デザインなど容量の大きいファイルを扱う人は注意が必要だ。
また、MacBookユーザーの約7割が「スペック不足をまったく感じていない」と回答しており、Mシリーズチップ搭載モデルのパフォーマンスに対する満足度の高さがうかがえる。一方でスペック不足を「たまに感じる」「よく感じる」と答えた人も一定数存在し、用途に対して余裕のあるスペック選びを意識することが、後悔しないMacBook選びのポイントになるといえる。
満足度は91%以上!購入後の後悔ポイントで多かったのは「操作性」

MacBook購入者に満足度を尋ねると、91%以上が「満足」「とても満足」と回答。Appleシリコン搭載モデルの性能・静音性・デザイン面などに対する評価が高かった。一方、購入後の後悔ポイントで最も多かったのは「操作性の違い」。とくにWindowsからの乗り換えユーザーにとっては、キーボードショートカットやファイル管理の感覚の違いがネックとなるようだ。次いで多かったのは「スペック不足」「価格の高さ」「メモリや容量不足」などのハードウェア面。また8GBメモリ・256GBストレージの構成では「やや足りなかった」という声が目立った。
購入後の使用目的のトップには、「オンライン会議・資料作成」と「Webブラウジング・動画視聴」といった、ライト~ミドルユースが1位・2位に。続いて「動画編集」「デザイン」「プログラミング」など、クリエイティブかつスペックが求められる用途がランクインした。

最終的にAirとPro、どちらが多く選ばれたのか? アンケート結果から全体の約2/3がAirを選んでおり、軽量・価格・性能のバランスの良さが多くのユーザーに評価された。Proシリーズを選んだ人は性能重視派が中心で、動画編集やデザイン、業務用途を目的として購入している。人気サイズは13インチ、チップに関してはAppleシリコンの「M1~M4」系が主流で、とくにM1とM2で過半数以上を占めた。購入価格帯で最も多かったのは「10〜15万円」と「15〜20万円」。全体の約6割がこのゾーンに集中していたが、Airモデルを選んだユーザーはこの範囲に収まりやすく、価格と性能のバランスを重視している傾向が見られた。
MacBookを「どんな人におすすめしたいか?」という問いには、「iPhoneユーザー」への支持が最も多く、次いで多いのは「動画編集・デザイン」などを行うクリエイティブ職のユーザー。また「在宅ワーク・Web業務中心のビジネス用途」に向いているという声も。今後購入を検討している人は自分の利用目的を明確にし、経験者に相談するなどの情報収集、今回の調査結果を参考にしながら、自分にとって最適のMacBookを手に入れてほしい。
出典:【Picky’s】
※サムネイル画像(Image:aapsky / Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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