佐久間朱莉が後半チャージで好発進 悲願の初優勝へ思い描く「面白い位置」とは
<ヤマハレディースオープン葛城 初日◇3日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6475ヤード・パー72>
午前中は冷たい雨模様となったが、次第に天候は回復。青空も見え始めた中、午後組の佐久間朱莉が終盤にチャージをかけ、首位と1打差の2位発進を決めた。
10番からティオフし、ボギーでスタート。それでも13番、15番でバーディを奪い、1アンダーでハーフターンを迎えた。後半に入ると、1番では「セカンドショットで右に出るミス」が出てしまいボギー。2番はパーで切り抜けたものの、同様のミスが出たと振り返る。
「体が起き上がってしまった感じがあったので、そこをキープできれば」とミスの原因を突き止めると、すぐさま修正。すると5番パー5のバーディを皮切りに3連続バーディを奪い、最終9番もバーディで締めくくる猛チャージ。静かな前半から後半に3つ伸ばし、一気にリーダーボードを駆け上がった。
天候の回復に伴い、グリーンのコンディションにも変化が見られた。「午前中はグリーンが止まりやすく、重たいイメージがあった。残り5ホールくらいは、グリーンスピードがきのう(プロアマ戦)にだんだん近づいていました」。終盤には、例年通りの速さが出るようになったが、その変化にも柔軟に対応できた。今大会は2022年にプロとして初のトップ10入りを果たし、昨年も7位と好成績。「いいイメージで回れている」と相性の良さも実感している。
昨年は幾度となく優勝争いを演じたものの、あと一歩届かず。初優勝はならなかった。このオフは1月末から米アリゾナ州で3週間の合宿を行い、ゴルフ漬けの日々を送った。そこではアプローチを重点的に練習し、悲願へ向けて準備を整えてきた。
今季はメルセデス・ランキング上位者が軒並み米国女子ツアーへ主戦場を移したことで、初優勝の可能性も高まる。「チャンスはたくさんあると思うので、すぐにモノにしたい」。勝たなければ、という気負いはないが、佐久間自身もその意識を強く持っている。
まだ初日が終わったばかりだが、この好スタートにより初優勝への期待も膨らむ。「4日間あるので、1日1日を大切に。面白い位置で最終日を迎えたい」という目標を掲げた。その“面白い位置”とは「優勝のチャンスがある位置」。スコアよりも“差”を重視する佐久間は、首位と5打差以内を現実的な目標と考えている。
もちろん、最終日に優勝争いに絡む展開も理想。だが、圧倒的な強さでの初優勝…というシナリオも描いてみたくなる。(文・齊藤啓介)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。