ヒカル、YouTubeの方向性めぐり兄まえっさんと撮影中に口論
「ヒカル」(登録者数496万人)が、兄の「まえっさん」と撮影中に口論となった様子を公開しました。
方針変更して社会問題を扱い始めたヒカル
ヒカルは先月16日に、これまでのチャンネルの方針を大きく変更し、リアルタイム性を重視し、時事問題を扱うと宣言。その後、財務省解体デモや、外国人への生活保護や医療費の問題など、社会的な問題を次々に扱い始めました。
これが視聴者にも好評で、これまで1年間横ばいだったチャンネル登録者数が2週間で6万人増加。ところが、内容が物議を醸すこともしばしばで、今月政治系動画を2本削除しています。このほか、炎上している「中町JP」(同64万人)との対談動画を削除しています。
今月28日、ヒカルは「撮影中に周りが引くレベルの兄弟喧嘩になりました」を公開し、「本来だったら政治系の動画になる予定でしたが、途中からガチで兄弟喧嘩になってしまいました…」として、実の兄でカメラマンを務める「まえっさん」と喧嘩する様子を公開しました。
ヒカルさん、政治家になりませんか?
動画は、株式会社ReZARDの代表取締役社長で、ヒカルの右腕として知られる入江巨之氏が出演し、ヒカルに「政治家になりませんか?」「単純に、なんか色んな人から言われすぎるんで」「答えてほしいなと思って」と投げかけるところから始まります。
ヒカルは、政治家になるつもりはないと言いつつ、「興味がゼロかって言われたら、ゼロではないです」「能力的にも申し分ないし、影響力も申し分ないんで、向いてるとは思います」とコメント。本気で考えているわけではないものの、YouTubeの話題づくりとしてならアリだと話しました。入江氏は、ヒカルに選挙に出るメリット・デメリットを説明し、「どっかで出てほしいなと思ってます」と期待を込めます。
ここで、まえっさんは、「政治家ってその、女性関係とかは大丈夫なんですか?」「撮られたりとか」と質問。これに入江氏は笑いますが、ヒカルは「大丈夫やろそんなん」「何もないし、別にそもそも」とぶっきらぼうに答えます。まえっさんは、ヒカルが先日まで女性3人と関係を持つハーレム生活を送っていたことを受けてか、「ハーレムとかって一応、有り得へんやん正直」と主張すると、ヒカルは「実際、力あったらなんとかなるって」「女性関係がどうとかみたいなのを考えてる時点で、センスないですね。そんな人間が何かを変えれない」と無表情で話しました。
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続けてヒカルは、「まえっさんがやっとうことって、良かれと思っとうことかもしれんけど、人の足引っ張っとうねんで?」「人の人生にそんなストップかけんなよ」と真剣なトーンで話します。さらに
めっちゃ嫌いなところやで?はっきり言うけど、まえっさんの悪いところというか。まえっさんって結局ネガティブやん。だからネガティブなことを俺にめっちゃ言ってくるけど、俺それめっちゃムカつくときある
今回の動画だけじゃなくて、人生のプライベートにおいても、もう邪魔だって話
と日頃から溜まっていたという鬱憤をぶつけます。これに、まえっさんは
俺は別に心配やから、それ言っとうだけって話
俺以外の人が言っとうときも、全部突っぱねるっていうのは、俺直したほうが良いと思うで?ほんまに
と反論し、次第に2人の口論はヒートアップしていきます。
聞くと、ここ最近YouTubeの方向性について、2人は意見がぶつかっていたそう。今回の撮影前にも揉めていたようです。ヒカルは、昨年まで週2本ペースで「質の高い動画」を投稿していましたが、最近はリアルタイム感を求めた動画を投稿しているため、動画の量を重視し始めています。これにまえっさんは、動画の面白さが減っているとして、昨年までのような質の高い動画を出すべきだと主張しています。
ヒカルは「最近イラついてたんで本当に」「俺の士気を下げて、なんのためにやっとんかな?と思って」と本音を明かすと、「俺もなんのためにやっとんかって思うで。お前に対して」「そんなことがやりたかったために、日本一の影響力を求めたんじゃないって」「ワクワクせえへんもん、別に今のお前に対して」とまえっさんも対抗します。ヒカルは「じゃあやめたらいいんじゃない?」「普通に頑張っとうのにこっちは」と言い放ちました。
それぞれでYouTubeに熱い思いを持つ前田兄弟
ヒカルは、改めてYouTubeの方向性を説明。そして「影響力を手に入れる方法が見つかったと思っとる。俺の中では、絶対こっちの方が、新規(視聴者)取れるし、数字も伸びるし、結果、会社の売り上げも上がるし、人気にもなるし、未来もある。そして楽しい。全部俺の中で、これがいけるなって踏んだから、こっちシフトしとる」と力説しました。
これに、まえっさんは「うん」と納得。気まずそうに2人のやり取りを聞いていた入江氏は「政治家になりたいですか?」と改めて聞き、ヒカルが「なりたくはないですよね」と答えます。
2人のやり取りで、ヒカルのYouTubeへの熱い思いを感じ取ったのか、入江氏は「政治家、なるのやめときましょう。ちょっとYouTuberでいきましょう」と話し、「昔喧嘩してたときからしたら、大人になった。2人とも」と感想を述べました。
この動画のコメント欄では、
お兄ちゃんすぎる そばで見てるから一番大切だよね
ヒカルさんの表情で真剣さが伝わる。 まえっさんの、うまく言語化できないもどかしさもわかる
まえっさんはまえっさんで心配してるのもわかるしヒカルはヒカルでもがいて葛藤しているのがわかる頑張れ前田兄弟
など、ヒカルチームへの応援の声が寄せられています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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