『香港国家安全維持法』施行から5年、魂を燃やして闘った香港人たちの証言を映し出す「灰となっても」メインビジュアル解禁
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2019年に起きた香港の人口の3割を占める約200万人を巻き込んだ、民主化を求める抗議運動を最前線で命懸けで撮影し、1000時間以上に及ぶ映像から制作した香港出身のアラン・ラウ監督のドキュメンタリ […]
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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2019年に起きた香港の人口の3割を占める約200万人を巻き込んだ、民主化を求める抗議運動を最前線で命懸けで撮影し、1000時間以上に及ぶ映像から制作した香港出身のアラン・ラウ監督のドキュメンタリー「灰となっても」が6月28日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開が決定。メインビジュアルが解禁した。
第28回釜山国際映画祭で上映され多くの観客の注目を集めた本作は、これまで日本で公開された映画「乱世備忘 僕らの雨傘運動」「Blue Island 憂鬱之島」「時代革命」に続き、あの時の香港、世界の混乱、後退してゆく民主主義、いまの時代を映し出している。
混乱と暴力が渦巻く現場を撮影する中で、『ジャーナリストは客観的であり続けるべきか?どのような行動をするべきか?』というジレンマに直面したという監督。変わりゆく香港を世界に伝えることができるのか、その確信と疑念に引き裂かれながら撮影を続け、ニュース報道だけでは伝えるのが難しい現場の生々しい衝撃を突き付けてくる。
『香港国家安全維持法』施行から2025年6月30日で5年、香港では言論に対する締めつけがさらに強まっているが、本作は今では自由に発言することができない香港の人々の闘いの記録でもある。
「灰となっても」
監督・撮影・編集:アラン・ラウ
原題:寧化飛灰 英題:rather be ashes than dust
配給・宣伝:太秦
2023/香港・イギリス・カナダ/ドキュメンタリー/DCP/5.1ch/118分
©rather be ashes than dust limited
記事提供元:キネマ旬報WEB
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