パニックに…『孤独のグルメ』の舞台、放映後に「100人並んだ」：有吉木曜バラエティ

国内外の驚くような情報を、タイトル通りバラエティー豊かにお届けする情報番組「有吉木曜バラエティ」。「テレ東プラス」では、2月20日に放送された番組の中から「100人のお客が並んだ『孤独のグルメ』舞台の名店 」の内容を振り返る。

「パニック」ドラマ後に100人並んだ

取材に訪れると、2021年にドラマ「孤独のグルメ シーズン9」に取り上げられた神奈川県川崎市のとんかつ店「しお田」（現在不定休）の前には、午前10時に約15人の行列ができていた。


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「（孤独のグルメの）反響はすごかった。営業が11時からだけど、100人並んだ」「パニックというか。店の形を変えて整理番号にした」と、店主の塩田直人さんは当時を振り返る。あまりの反響にスタイルを変更し、1時間ごとに区切った受付制を導入したという。

1時間で入店できるのは15人程度のため、まさに「プレミアムチケット」状態に。行列客の目当ては「ロースかつ御膳」（1900円）。劇中でドラマの主人公・井之頭五郎も「とんかつといえば！」と2択で迷った一品だ。


豚肉はそのときに一番脂がのっているものを厳選し、うまみを凝縮するために約3週間寝かせる。「余分な水分がなくなって肉質もやわらかくなる」（店主）という。

「ひれかつの概念が変わった」絶品の味

さらに衣は、一般的な卵と小麦粉に加え、大和芋を入れることで甘みとコクが増し、パン粉も荒めにすることでサクサクの食感に。130度の低温の油で約10分間じっくりと火を通し、そこから160度の油へ移す。この2度揚げにより肉はやわらかく、衣もパリっと仕上がるそうだ。


お客からは「今まで食べたことのない分厚さとやわらかさ。とんかつでは1、2位」「めちゃくちゃ甘くて分厚い。他の店で食べるのと大きく違う」などの声があがる。

そしてロースと双璧をなす看板メニューが、孤独のグルメで主人公が食べ「食っても食ってもまだ食いたい肉の塊」と心で絶賛した「ひれかつ御膳」（1900円）だ。


特徴は箸で切れるやわらかさ。その秘密を聞くと、店主は「前日にひと口大に切って、スパイスに漬け込んで串を打つ。それをオイルで漬け込んで一晩寝かせる」「オイル、スパイスに漬け込むことで、クセがなくなり、しっとりする」と答えた。

徹底した仕込みによる一品は多くの客をうならせ、ある女性客は「ジューシーでやわらかい。今まで食べたことない」と称賛。常連らしき男性客は「ひれかつの概念が変わった」と感想を口にした。