「悔しくて泣いたのはそこが初めて」F1レーサー・角田裕毅選が明かす油断からの敗北経験とは……『NumberTV』#12
イチオシスト
NTTドコモの映像配信サービス「Lemino(レミノ)」では、さまざまなジャンルのトップアスリートを招き、彼らの競技人生における「最大の挫折」の真実に迫る『NumberTV』を配信している。その時何を感じ、どう壁を乗り越えたのか。選手本人が当時の写真と向き合いながら、復活までの道のりを明かす本格ドキュメンタリーだ。#12では、F1レーサー・角田裕毅選手の挫折と苦悩に迫る。
順風満帆なキャリアを築き上げていた角田だが……
16歳の時に父親の元を離れて鈴鹿サーキットレーシングスクールに入校した角田。スクールではスカラシップ選考会で認められると、ホンダの育成ドライバーとして翌年度の公式レースに参戦できる。角田はFIA‐F1 第11戦 鈴鹿ラウンドスポット参戦2位、スーパーFJドリームカップレース優勝など、順風満帆なキャリアを築き上げていく。
スクールを2位以内で卒業すれば翌年のF4参戦が約束されていた角田。好成績を持続し、ポイント争いでは上位をキープしていた角田は十分に主席卒業を狙える位置にいた。しかし、そこで誰も予想していなかった挫折地点が訪れる。角田は当時について「彼ら(ライバル)のレベルに達して、追い越すようになった時に、いつも通りの僕の伝統的な甘えが出てきましたね」とコメント。全てが決まる最終選考会でフライングやコースアウトをし、最終成績が3位になってしまい落選が決まったことを振り返った。
「今回のテストで落ちたらレース活動は終わるっていうのは前々から父と話してましたし、『あぁ、終わるんだな』っていうのは感じましたね。帰りの新幹線で泣いたりしてたのは覚えてます」とレース活動の終了に涙を流したことを明かした。角田は「初めて僕、レースで泣いたんですよね」「悔しくて泣いたのはそこが初めてだったかなと思います」と初めて悔しさから泣いた当時を振り返った。
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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