惜しくも初Vを逃した“南アの大器” 尾崎直道は「ジョン・デーリーに似ている」
<メキシコオープンatヴィダンタワールド 最終日◇23日◇ビダンタ バジャルタ(メキシコ)◇7436ヤード・パー71>
米国男子ツアーのメキシコ大会は、トータル20アンダーまで伸ばした31歳、ブライアン・キャンベル(米国)がプレーオフを制し、念願のツアー初優勝を果たした。中継したBS10(BS10ch)で解説を務めた尾崎直道が大会を振り返る。
単独首位で最終日をスタートさせたのは、南アフリカ出身の20歳のルーキーで飛ばし屋のアルドリッチ・ポトギーターだった。しかし、最終日はやや不安定になり、1打差の2位から出たキャンベルに並ばれ、勝負の行方はプレーオフに突入した。
プレーオフ2ホール目の18番(パー5)。大きく右に出たキャンベルのティショットは、OBになるはずが、木に跳ね返って右ラフへ。芝が剥げかかったベアグラウンド状だったが、ライはさておき、インバウンドとなったのは奇跡的だった。その後、レイアップ後の3打目をピン1メートルにピタリと付け、バーディパットがウイニングパットになった。
解説を務めた尾崎は、「ステディなキャンベルとロングヒッターのポトギーターの戦い。タイプの違う二人の戦いは非常に面白かったね。後やっぱりプレーオフ2ホール目の18番だよね。あのキックは本当にすごかったけど、しっかりバーディにつなげたからね。あれに尽きるね」。
一方、惜敗したポトギーターについては「ジョン・デーリーが出てきた時の雰囲気に似ているよね。彼は負けんだんだけど、これからファンも注目していくんじゃないかな」と、話した。
BS10では今夜9時から「PGAハイライト」を放送(公式アプリでも同時配信)。決勝ラウンド2日間にわたって放送した中継映像、今大会のハイライト映像を1時間に凝縮して振り返る。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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