JR西「スーパーくろしお」デザインのラッピング列車を7/5~限定運行! 運行初日に乗車できる日帰りツアーを5/19販売開始
JR西日本は、特急「くろしお」の運行開始から60周年を記念して、7月5日から記念ラッピング列車の運行をスタートします。1989年に運行を開始した「スーパーくろしお」号をモチーフにしたデザインで、期間限定の運行。初便は団体貸し切りの記念ツアー列車として運行します。
287系車両を381系でおなじみのデザインにラッピング

ラッピングの対象となるのは特急「くろしお」で使用している287系6両編成のうち1号車と6号車。1989年に運行を開始した、かつての381系「スーパーくろしお」号をイメージし、懐かしさを感じさせるデザインに仕上がっています。
運行期間は7月5日~来年の2月28日までの予定。新大阪駅〜新宮駅間を運行。60周年限定デザインのヘッドマークを掲出します。
特急「くろしお」の歴史
1965年に名古屋駅~天王寺駅間で運行を開始。1978年、紀勢本線が新宮駅まで電化したことを機に、天王寺駅~新宮駅間での運行となり、急カーブに対応しやすい振り子式特急電車の381系が投入されました。
1989年には381系を改造した「スーパーくろしお」の運転が始まり、1996年には283系を使用する「スーパーくろしおオーシャンアロー」の運行を開始。1998年には381系電車の外装を283系のカラーに合わせてリニューアル。国鉄色(今回ラッピングで復活するデザイン)の「スーパーくろしお」はなくなりました。
なお、2012年以降、「くろしお」「スーパーくろしお」「オーシャンアロー」はすべて「くろしお」の名称に統一されています。
初運行は団体貸切列車として日帰りツアーを実施
ラッピング列車の初運行は、団体貸切列車とし、日帰りツアー「くろしお60周年記念号で行く白浜への旅」として販売。通常ルートと異なり、往路は神戸駅~白浜駅、復路は白浜駅~天王寺駅を運行します。
参加者には特典として、特急くろしお60周年記念の弁当やツアーオリジナルグッズ、アクリルキーホルダー、ヘッドマークラバーキーホルダー、懐かしの硬券を再現した記念乗車証が用意されています。また、列車内では特急くろしおツアーグッズや紀勢本線にちなんだ鉄道グッズなどの販売を行うほか、ゲーム大会を実施。各号車1位の方に特急くろしお60周年記念ピンバッジをプレゼントするなど、ファン垂涎の内容となっています。ツアーの発売開始5月19日の13:00〜。
JR西日本はこのほかにも特急「くろしお」運転開始60周年記念イベントを企画しているとのこと。続報に期待しましょう!
(画像:JR西日本)
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記事提供元:鉄道チャンネル
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