惜敗の小祝さくらが悔やむ一打 劇的V神谷そらを称賛「ナイスゴルフだった」
<Sky RKBレディスクラシック 最終日◇18日◇福岡雷山ゴルフ倶楽部(福岡県)◇6489ヤード・パー72>
今季初めて最終日最終組で回った小祝さくらは、1打差の2位に終わった。ツアー通算12勝目は次戦以降にお預けとなったが、「パットが入ればいい戦いができると、改めて感じた。ショットはすごいうまくできたので、自信を持って来週からもやりたい」と振り返った。
神谷そら、金澤志奈との三つ巴の戦い。アプローチを寄せきれなかった4番パー3でボギーが先行し、2打のビハインドで後半へと入った。折り返し直後の10番もボギーとして、12番終了時点で4打差に。「後半の残りは毎ホールバーディを狙う気持ちでやっていた」と猛チャージを図った。
13番で3メートルを決めると、そこから3連続バーディ。16番パー3でも手前1メートルのチャンスにつけたが、これはカップ手前で左に切れてパーにとどまった。「いいショットでチャンスを作れたにもかかわらず、外してしまったところもあった。特に16番はもったいなかった」。最終18番では傾斜に止まったバンカーから寄せてバーディ締めとしたが、わずかに1打届かなかった。
「前半はなかなかうまくいかず、きょうは厳しいゴルフだなと感じてたけれど、後半は巻き返せた。もうちょっとパットを入れていきたい。課題はそこですね」。今季ここまでパーオン率1位ながら、平均パット数は30.1429で64位。グリーン上での精度が優勝へのラストピースになる。
3連続バーディ+イーグル締めで劇的な大逆転優勝を挙げた神谷については、「上がり4ホールはすごかった。(パッティングの)ラインが奇麗に決まっていたので、ナイスゴルフでした」と拍手を送った。
優勝は逃したものの、大会恒例の特別賞『ベストスマイル賞』はゲット。ギャラリー投票では2位にダブルスコアをつける圧勝で、2年連続の受賞となった。次は、優勝カップとともに輝くさくらスマイルを見せたい。(文・笠井あかり)
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