油脂の魅力を、多世代に多彩な発信 日清オイリオグループ「あぶらミュージアム」
植物油メーカー日清オイリオグループの主力工場がある「横浜磯子事業場」(横浜市磯子区)は、植物油の魅力を多彩な形で発信する体験型展示施設「あぶらミュージアム」を同事業場内に開設した。工場見学者向けの施設で2月からオープンする。
1月30日の「あぶらミュージアムお披露目会」であいさつした川邊修・横浜磯子事業場長は「子どもから大人まで幅広い世代の方が、見たり、触ったりして楽しみながら、油脂の魅力、『植物のチカラ®』を学べるミュージアムを目指した」と話した。
あぶらミュージアムは、1994年に開設した年間1万人来場の人気施設「ウェルネスギャラリー」の“後継”施設。ここ30年間の技術進化や食生活の変化を踏まえ、展示内容への興味を高めるためのデジタルゲームの導入や揚げ物調理の疑似体験機会の提供など、幅広い世代が、食品や化粧品など多彩な日用品に使われている奥深い植物油の世界を楽しみながら体感できるよう、展示内容を一新した。
家庭で揚げ物調理の機会が減少していることを背景に、菜箸で電子画面に触れると揚げ物調理特有の「シュワシュワ」「パチパチ」とした音を聞きながらコロッケを揚げるデジタルゲームや、ホットケーキや焼肉、コーン・グリーンピース・ニンジンの彩り野菜の各種食品サンプルをフライパンの上でフライ返しを使ってひっくり返したり、炒めたりを疑似体験できるもの、ごま油・アマニ油・オリーブオイルなどの食用油を容器から食品サンプルにかけるものなど、各種疑似体験展示を用意した。
そのほか、食用油が含まれている多彩な食品の紹介パネルや菜種・オリーブなど植物油の原料展示、日清オイリオグループの数多くの自社商品や、植物油は多くの製品の原料となることから口紅など生活者に届く最終製品への展開イメージなどを披露している。
また油脂が三大栄養素の一つであることから、「栄養バランス」や「食事と運動のバランス」への理解を深めながら、健康維持に果たす「油」の役割などもゲーム形式で学べるデジタル展示も用意した。
地球環境の保全など日清オイリオグループのサステナビリティへの取り組みやものづくりにこだわる姿勢をアピールするパネル展示も展開している。
あぶらミュージアムのロゴマークに配色した青色は、根岸湾の海岸線に広がる地元磯子地区への感謝の意が込められているという。
あぶらミュージアムに入場できる「横浜磯子事業場」の工場見学は8~20人の団体での事前申し込みが必要。申し込み方法など詳細は日清オイリオグループのホームページ。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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