江戸時代・封建制度の中でつむがれる家族と武士の絆を描く 「陽が落ちる」公開決定
「ウスケボーイズ」「シグナチャー ~日本を世界の銘醸地に~」「コウイン ~光陰~」の柿崎ゆうじ監督が手掛けた本格時代劇映画「陽が落ちる」が、2025年4月4日より劇場公開されることが決まった。
「陽が落ちる」は、江戸時代の封建制度における男女の差別や身分による階層、武家社会における主君への忠誠と表裏一体に軽んじられる命を描く本格時代劇。文政12年(1829年)9月2日の江戸。直参旗本、幕府書院番の妻・良乃は、江戸城在番の折、将軍の弓に不都合を生じた罪によって蟄居の身となった夫・古田久蔵正成と、一人息子の駒之助とともに過ごしていた。夫や身内のため、たくましく気丈に差配する良乃だったが、ある日、ついに久蔵の沙汰が決まる。残された良乃は、家族のために万感の夕暮れの鐘を聴く。
柿崎監督作でおなじみの竹島由夏が、主人公である幕府書院番の妻・良乃を演じる。出合正幸が演じる蟄居を命じられた武士の夫・久蔵と過ごす日々を通し、武家社会の中でつむがれる美しい夫婦の情愛と家族愛を描き、武士の妻を貫く女性の生きざまをスクリーンに刻む。共演には前川泰之、藤澤恵麻、黄川田雅哉、酒井敏也、羽場裕一、村上弘明が名を連ねる。
柿崎ゆうじ監督は、「本作品は現代とは価値観の異なる、江戸時代の日本の夫婦愛、主従愛、家族愛を描いています。「武士の妻とは何か」「主君とはなにか」「家族や夫婦とは何か」。それらを昨今の価値観によって全てを否定してしまうのではなく、伝統と文化に育まれた、美しき日本の原風景の1つとして鑑賞いただければ幸いです。そこには万国共通の普遍的な守るべき価値があるのです」とコメントを寄せている。
【作品情報】
陽が落ちる
2025年4月4日より 新宿武蔵野館ほか全国公開
配給:フルモテルモ
©2024 Kart Entertainment Co.,Ltd.
記事提供元:映画スクエア
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