弟が失踪する瞬間 禁断のビデオテープ映像公開 「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」
2025年1月24日より劇場公開される、近藤亮太監督の長編映画デビュー作「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」から、弟が失踪する瞬間を捉えた禁断のビデオテープの本編映像が公開された。
公開されたのは、主人公の敬太(杉田雷麟)が幼いころに撮影した、弟の日向が失踪する瞬間を捉えたビデオテープの映像。父のビデオカメラを持ち出して山へと向かう敬太と、兄と遊びたい一心で後をついてきた弟の日向。テープを回しながら山をさまよっていると、2人の前に廃虚が現れ、敬太が鬼になって日向とかくれんぼをすることになる。廃虚のろうかの奥にいた日向を見つけた敬太は「はい、みっけ!次は日向が鬼ね」と呼び掛けるが、日向は“何か”に引き寄せられるようにスーッと前に歩き出す。敬太は妙な違和感を感じ、日向がいるはずの場所を探すが、そこに日向の姿がない。次第にあせりだし呼吸が荒くなる敬太は、「日向!」と叫びながら辺りを走って探し始める。
ビデオテープに残るノイズや画質の粗さ、ブレが観客へ与える不気味さを増長させている。近藤監督が本作の特徴を、“ノーCG”“ノー特殊メイク”“ノージャンプスケア”と謳っているように、この映像のノイズは、CGを駆使したのではなく、実際のビデオテープのノイズがそのまま使用されている。近藤監督の友人が持っていたビデオテープの一番ノイズが現れる箇所に今回の映像を録画し、それを取り込むと、映像や音声が特殊な状態で再生され、他にはない質感で映像化することができたという。
「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」は、2022年の年末に行われた、日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「第2回日本ホラー映画大賞」で大賞を受賞した、近藤亮太監督の同名短編映画の長編映画化作品。弟の失踪にまつわるある家族に残された一本のVHSテープの、粗い画像に閉じ込められた恐怖を描く。主演は、「プロミスト・ランド」などの杉田雷麟。総合プロデューサーを、”Jホラーの巨匠”清水崇が務めている。
【作品情報】
ミッシング・チャイルド・ビデオテープ
2025年1月24日(金)全国公開
配給:KADOKAWA
©︎2024「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」製作委員会
記事提供元:映画スクエア
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