話題の元フジテレビアナウンサー・渡邊 渚が魅せる等身大の美しさ「いろんなコメントがあるけどいい意味で『もういいや』って思えるようになりました」
『週刊プレイボーイ』のグラビアに登場した渡邊 渚
──写真で彼女の真っさらでピュアな美しさを届けたい。元フジテレビアナウンサーの渡邊 渚(わたなべ・なぎさ)が、12月23日(月)発売『週刊プレイボーイ1・2合併号』のグラビアに登場。
現在はモデルや執筆業をこなす。過去の闘病生活や日常をつづったインタビューやSNS投稿は毎回ニュースになり注目を集める話題の人。ひたむきに輝く、27歳。等身大の現在地。
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■私にもこんな表情ができるんだ――病気による1年の休業期間を経て、今年8月末にフジテレビを退社された後、自身の闘病体験をつづるエッセーを執筆されたり、モデル業を始められたり、さまざまな分野に挑戦されています。週プレの撮影も未知のジャンルへの挑戦的な側面もあった?
渡邊 確かに挑戦でしたけど、緊張はなかったですね。スタッフさんたちが前から面識のある方ばかりだったので、なんの違和感もなくできました。うまく皆さんに気持ちを乗せていただいて、和気あいあいとしゃべっていたら撮影が終わったっていう感じでした(笑)。
――この撮影のテーマは?
渡邊 もう「局アナ」の肩書はなくなったので、あの頃とは違う、新しくフラットな自分を出していけたらなって。
――当時はどういう人だった?
渡邊 頑張って明るい人に見せようとしていました。実際、アナウンサー時代の写真は、ニカッと笑っているものしかないんですよ。それに比べると、今回の写真は表情から全然違いますよね。特に最後のページの黒い衣装のカットはお気に入りで。「私にもこんな表情ができるんだ」って驚きました。
――撮影のために参考にしたものとかあるんですか?
渡邊 いろんな写真集を見たんですけど、特に比嘉愛未さんの写真集『本心』は何度も見返して。とにかくカッコいいんです。私もショートヘアなこともあり、どういうポーズをしたら、こんなふうに見えるのだろうって研究しました。
――まさにその成果が出たというか、美しかったです。
渡邊 ありがとうございます。ただ、なんというかやっぱりすごく恥ずかしいですね。私、褒め言葉を真っすぐ受け止められないんですよ。
いつも思うんですけど、撮影現場では皆さん、「かわいい」と言ってくださるじゃないですか。それとか社交辞令だ~って思っちゃいますし......心がひん曲がっているのかもしれないです......(苦笑)。
――偏見ですが局アナになるような人は、ずっと「かわいい」と言われ続けてそうな......!
渡邊 それが言われてきてないんですよ。家族の中で一番目がちっちゃいからシジミ目と言われたり(笑)、勉強にも厳しい家庭でチヤホヤされて育ってきていなくて。学生のときもキャピキャピしてなくて、真面目なしっかり者キャラだったと思います。
――そういう人がなぜアナウンサーという表に立つ仕事に?
渡邊 私にとってアナウンサーは、「自分が目立つための仕事」ではないんです。周りを輝かせるための裏方だと思っていて、実際に局アナ時代も自分が映らない仕事のほうが多かったくらいですよ。
――かなり世間のイメージとはギャップがありますね。
渡邊 そうなんです。しかも、私なんて基本的にインドアですから。時間があれば家で黙々と模型を作っているような。
――本格的な模型ですよね。よくSNSに投稿されています。
渡邊 よく感じていたギャップですが、アナウンサーってキラキラしたイメージを持たれすぎてるというか、「IT社長やスポーツ選手と結婚するための踏み台にしているだろ」みたいなコメントを見たこともありますし(苦笑)。
でも現実は地道な仕事ばかりで、キラキラできるほど時間があるワケでもないし......って思いながら模型を作る日々でした(笑)。でも、今は何を言われても気にならないかな。いい意味で「もういいや」って思える。
――どういう心境の変化が?
渡邊 自分の心が少し大人になったのだと思います。闘病中はずっと家にこもる日々だったんですよ。それだけに、せっかく仕事に復帰できたのだから、周りの声を気にするより、自分のやりたいことをやって、それで食べていけたらいいかなって。今はそういう感覚です。素直に、一瞬一瞬を楽しんでいける人になりたいですね。
スタイリング/筒井葉子(PEACE MONKEY) ヘア&メイク/イワタユイナ
●渡邊 渚(わたなべ・なぎさ)
1997年4月13日生まれ 新潟県出身
身長165㎝ 血液型=O型
○慶應義塾大学卒。株式会社フジテレビジョンに2020年に入社。2024年8月末に同社を退社。現在はフリーランスでモデルや執筆活動を行なっている。2024年10月には自身のInstagramで、過去にPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを公表。自身のそうした経験を生かして、精神疾患への理解の普及活動なども行なう。
公式Instagram【@watanabenagisa_】
撮影/中村和孝
記事提供元:週プレNEWS
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