深紅の背景に浮かぶ、オノを握りしめる女性の影 「邪悪なるもの」ビジュアル
2025年1月31日より劇場公開される、 シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀長編映画賞を受賞したオカルト・ホラー「邪悪なるもの」の、本ビジュアルと本予告が公開された。
本ビジュアルには、深紅の背景に浮かぶオノを握りしめる女性の影と、神聖さが断絶された世界からの警告のように、「この世界に祈る神など存在しない」の言葉がその下に刻まれている。救済を拒む圧倒的な絶望と不吉な未来の気配が漂うデザインとなっている。さらに下部には、「世界が打ちのめされそして絶賛した救いなき絶望のオカルト・ホラー」のキャッチコピーが添えられている。
本予告映像は、ペドロとジミーの兄弟が村の外れで変死体を発見するシーンから始まる。「原因は悪魔憑きだ。このままでは何かが起こる」と声を荒らげるペドロ。その後に、悪魔憑きから逃れるための「7つのルール」を教える女性の姿が映し出され、ルールが説明されていくものの、女性の勘違いによって7つ目のルールは分からずじまいになってしまう。ここからは映像のテンポが加速。悪魔に憑依され翻弄される人々、逃げ惑う影、そして狂気に染まる目、夫を殺して自らにオノを振り下ろす女性、母の死を冷笑する少女が映し出され、「もうそこら中にいるわ」という不穏な声が聞こえる。そして、「あなたを救いに来たの」という声とともに、血塗られた手がペドロの額に触れる。
「邪悪なるもの」は、教会が終わった神なき世界を舞台とした作品。ある日、ペドロとジミーの兄弟は村の外れに変死体を発見し、さらには近隣の住民が家族に出た“悪魔憑き”を隠していることに気づく。2人は7つのルールに従って慎重に対処しようとするが、伝承を信じない人々の無謀な行動によってタブーが犯され、周囲は“悪魔憑き”であふれかえってしまうのだった。ペドロとジミーは、最愛の家族を守るべく、感染から逃がれようと姿の見えない悪がはびこるアルゼンチンを、途方もなくさまよい始める。
監督は、ギレルモ・デル・トロ製作でハリウッドリメイクが決定したことでも話題を呼んだホラー「テリファイド」のデミアン・ルグナが務めている。
【作品情報】
邪悪なるもの
2025年1月31日(金) 新宿武蔵野館 ほか 全国ロードショー
配給:クロックワークス
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記事提供元:映画スクエア
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