ASTONE の FRP素材フルフェイスヘルメット「ASTONE-FRP/アストンFRP」の予約受付を開始!
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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はとやがアストン製のフルフェイスヘルメット新製品「ASTONE-FRP(アストンFRP)」の予約受付を開始した。発売日は2024年11月中旬となる。同製品は繊維と樹脂を合わせて一体化した強化繊維プラスチック(FRP)をシェル素材として採用。FRPは軽量ながら高強度・高剛性の素材で、耐熱性や耐久性にも優れるという。カラーは「WHITE」「MATT_BLACK」「BLACK」「WHITE/AC6_SILVER」「WHITE/AC6_BLUE」の5タイプをラインナップする。
ASTONE-FRPヘルメット 3万円を切るお求めやすい価格で、一クラス上の安全性を:ヘルメットの要、シェル素材を刷新「FRP」繊維強化プラスチック製GT1000F予約開始(2024年11月中旬発売)
ASTONE-FRPは高い安全性、高い耐久性を求めた高価格帯ハイブランドヘルメットの代名詞:複合素材「FRP」繊維強化プラスチックを採用。従来の単一樹脂では実現しえなかった、引き裂き強度などをアップ。
ヘルメットの素材から見直した、新製品「ASTONE-FRP」(アストンFRP)
安全性能や耐久性能に徹底的に拘る世界(国内)トップブランドのヘルメットメーカーやF1も含めたレース用ヘルメットも複合素材:繊維強化プラスチック(FRP)を採用。
歴史ある多くのトップブランドが積極採用してきたFRPシェルをもっと身近に。3万円(税込)を切る価格帯にまで抑えました。
ASTONE-FRP 最適素材のフルフェイスヘルメット
FRPはFiber(繊維)、Reinforced(強化)、Plastics(プラスチック)のそれぞれの頭文字をとったもので、繊維と樹脂を合わせて一体化した「強化繊維プラスチック」の総称
■FRP素材について
単一素材の樹脂ヘルメットに、更なる強度、剛性、耐久性などを持たせるために開発されたFRP(強化繊維プラスチック)。
【特徴】
1,軽くて強い
弾性率の低い樹脂プラスチックに、弾性率の高いガラス繊維などを添加することで、軽くて高強度、高剛性のヘルメットを作る事が可能です。
補強材の種類、向きなどにより、必要なところに必要な分だけの強度を持たすことが可能。
逆に強度が不要なエリアは弱くすることも可能(素材を変更したり省いたり出来るため軽量化に寄与)
複合材の特徴は材料設計の自由度が高く、部分的に強度をコントロールする事が可能です。
※ABSなどの単一の樹脂プラスチックのため、エリア毎の強度をコントロールすることは難しい。
強度だけでなく、耐衝撃性、耐熱性、耐水性、耐薬品性にも優れている。
分かりやすい例では、自衛隊、海上保安庁、警察でも使われている戦闘用ヘルメット「88式」もFRP製です。
2,壊れ方が違う
単一樹脂プラスチック場合は、補強繊維が入っていないため、避けたところから割れが広がってしまいます。
FRPの場合は補強材が手と手を取り合う形で、引き割かれる力に対抗し、割れの広がりを阻止する働きがあります。
ABSは一度の強い衝撃にはある程度耐えられますが、連続した多重衝撃や、異なる角度からの衝撃には弱い傾向があります。
3,耐久性、耐候性が高い
金属、木材のように、錆びたり、腐る事がないため、耐久性が高い
バイク用ヘルメットの多くは素材に関わらず3年での交換が奨励されていますが、産業用ヘルメットのFRP製は5年、ABS製は3年とされているケースがあります。
4,高温環境に強い
熱可塑性樹脂(熱で溶ける)のABSとは逆の熱硬化性樹脂(熱で固まる)で作られたFRPヘルメットは耐熱性に優れています。
例えば、熱で溶ける例はチョコレート、熱で固まるはクッキーに例えると分かりやすいかと思います。
5,特徴と言うよりデメリット
エキスパートの職人がひとつひとつ手作りするため、コストが上がる傾向です。
大量生産には不向きとされていますが、アストンヘルメットでは「ワンランク上の安心感と安全性」を獲得するため、生産性の向上等を図ってコスト削減に努めています。
仮に、ABSにFRPと同じだけの強度、剛性、耐衝撃性を持たせると、ABSヘルメットの方が圧倒的に分厚く、重くなってしまう傾向にあります。
FRPのメリットを身近なところで例えると、鉄筋コンクリートや土壁も複合素材の一種。
コンクリートの中の鉄筋はしなりや振動に耐えるための補強材として機能します。
土壁の中の竹材や藁なども同様の働きとなっており、土だけの壁よりも、補強材の入った壁の方が地震などにも強いのは明らかです。
■重量/1400g±50g
■素材/FRP:繊維強化プラスチック(複合素材)
■規格/PSC、SG(全排気量対応)
■仕様
・シェル素材/FRP(強化ガラス繊維プラスチック)
・高次フローティングシステムにより空気密度がUP
・高速走行時の風圧抵抗を軽減し、ライディング時のヘッドポーズを安定させるエアロダイナミクス設計
・左側のレバー操作でインナーバイザーが下ろせる仕様
・インナーシールド(サンバイザー)内蔵
・着脱式内装
・ベンチレーションシステム
・インナーには吸湿性に優れた生地を採用
■カラー
1,WHITE
2,MATT_BLACK
3,BLACK
4,WHITE/AC6_SILVER
5,WHITE/AC6_BLUE
■サイズ
・M/57cm~58cm
・L/58cm~59cm
・XL/59cm~60cm
■GT-1000F-FRP 販売ページ
・URL/https://online.hatoya.co.jp/products/frp-gt-1000f
■参考資料記事
ヘルメットの素材について
・URL/https://online.hatoya.co.jp/blogs/news/frp-abs-helmet
リリース
株式会社はとや(2024年9月30日発行)
記事提供元:バイクブロスニュース
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。