ランドローバーじゃない「フリーランダー」爆誕。JLRと中国Cheryが生み出した巨大EVコンセプトに海外の反応は?
イチオシスト
かつてランドローバーのコンパクトSUVとして人気を博した「フリーランダー」が、JLRと中国の奇瑞汽車(Chery)の合弁により、独立した新ブランドとして復活を遂げた。巨大なディスプレイや絶壁のようなフロントマスクを持つコンセプトカー「コンセプト 97」の全貌と、中国車ベースとなることに対するイギリスの車好きたちからの愛ある(?)皮肉や辛口コメントをお届けする。
ランドローバー フリーランダー(※1)を復活させると約束してから2年。ただし「ランドローバー」とは名乗らないという条件付きで。そしてついに、我々はその「ええと、ランドローバーではないフリーランダー」の最初の姿を目にすることになった。
JLR(※2)と奇瑞汽車(Chery ※3)(ほら、オモダ(Omoda)やジェイクー(Jaecoo)など、数多くのブランドに関連しているあの中国メーカーだ)の合弁事業の産物であるため、当然ながら我々が最初に味わうのはコンセプトカーという形にならざるを得なかった。
というわけで、「コンセプト 97(※4)」に挨拶しよう。この車は、完全に切り立った絶壁(スラブ)のようなフロントエンド、同じく絶壁のようなリアエンド、そしてロールス ロイス カリナンとトヨタ ランドクルーザーのどこか中間あたりに位置するサイドのプロポーション(横顔)など、多くの重要なデザインのディテールを明らかにしている。
車内には巨大な中央タッチスクリーンがあり、さらにダッシュボード全体に広がる、もっと巨大なデジタルディスプレイが備わっている。
幸いなことに、このフリーランダーは「物理ボタンが一切ない地獄絵図」へと完全に身を売ったわけではない。ステアリングホイールには物理的なコントロール類が見え、センターコンソールには2つのガラス製ロータリーダイヤル(回転式ダイヤル)が配置されている。やれやれ。
そして後部座席には、リムジンスタイルの湾曲したベンチシートと折りたたみ式シートのセットアップがあるが、これが市販モデルには採用されないことに全財産を賭けてもいい。
ああ、それから当然のことながら、車のどこにもバッジのような野暮ったいものはなく、デザイナーやマーケティング担当者は、すべて大文字のブロック体で「FREELANDER」の文字を車体に被せることを選んだ。もちろんそうくるだろう。
技術的な詳細については、情報が入り次第お伝えする。とりあえず、この見た目は気に入っただろうか?
【補足・注釈】
※1 フリーランダー(Freelander):ランドローバーがかつて生産していたコンパクトSUV。今回は車名ではなく、新たな独立ブランド名として復活する。
※2 JLR:ジャガー ランドローバーの略称。現在は企業ブランドとして「JLR」を公式に使用している。
※3 奇瑞汽車(Chery):中国の大手自動車メーカー。近年、新ブランドのオモダなどを欧州やグローバル市場で積極的に展開し、存在感を高めている。
※4 コンセプト 97(Concept 97):初代フリーランダーが発売された1997年に由来するコンセプトカーの名称。
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=海外の反応=
「JLRよ、エイプリルフールじゃないのか?」
「良い点:確かにディスカバリーのDNAを少し受け継いでいる
あまり良くない点:残りのDNAはサムスンの冷蔵庫から繋ぎ合わされたものだ」
「皮肉なことに、中国車ベースってことで、いつものJLR製品より実際には信頼性が高いかもしれないな」
「チャイネジウム(※中国製の安っぽさを揶揄するネットスラング)とJLRの信頼性のミックスか…最高だな(笑)」
「悲しい。ただただ悲しい」
「どうせ価格や航続距離に関係なく売れない、また別の完全な電動SUVだろう。JLR(ジャガーよ安らかに眠れ)がなぜこんなことをするのか理解できない。自分たちの名前すら付けようとしないんだから、大失敗する可能性にかなり慎重で気づいているはずだ。だったらなぜやるんだ?」
「完全な電動ディフェンダーをデザインしたようにしか見えないな」
「俺は好きだな」
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