料理研究家リュウジ、クックパッドの新機能「レシピスクラップ」を痛烈批判 「あまりにもレシピ製作者にリスペクトがない」

イチオシスト
「料理研究家リュウジ」(登録者数556万人)が、クックパッドが新たにリリースした機能「レシピスクラップ」に対し、「酷すぎる」「レシピ製作者にリスペクトがない」と強い言葉で批判しました。この投稿をきっかけに、複数の人気料理家が同調する声を上げ、ネット上で大きな波紋が広がっています。
クックパッドが発表した「レシピスクラップ」とは
クックパッドは3月19日、公式InstagramおよびXにて新機能「レシピスクラップ」を発表しました。この機能は、Instagram・X・TikTok・Webサイトなど外部サービスに掲載されているレシピのURLをクックパッドアプリに貼り付けるだけで、AIが自動的に材料や作り方を読み取り、アプリ内に保存できるというものです。取り込んだレシピは食材キーワードで横断検索することも可能で、クックパッドの見慣れた画面上で調理中もスムーズに確認できる仕様となっています。
クックパッドは公式Instagramで、この機能が生まれた背景について「ユーザーの方々から『お気に入りのレシピをクックパッドで一元管理できたらいいのに』という声を長くいただいてきました」と説明しています。「好きな雑誌を切り抜いてスクラップ帳に貼るように、気に入ったレシピを大切に集めてほしい」という想いから開発したとし、取り込んだレシピは非公開の個人メモとして扱われ、公開はできない仕組みだと強調しました。また、「SNSで投稿者の方の表現を楽しみたいときは、これまで通りSNSから。実際に料理を作る時は、調理に特化したクックパッドから」と、シーンごとの使い分けを提案しています。なお、無料会員は週5件まで、プレミアムサービス会員は無制限に利用できる課金モデルが採用されています。
Instagram、X、Webサイト。
どこで見つけたレシピも、クックパッドの
📝レシピスクラップ📝へあちこちアプリを行き来する手間を省いて
キッチンではクックパッドを開くだけ🤭#クックパッド #レシピスクラップ #新機能 pic.twitter.com/eWbIC5yEXe— クックパッド【公式】 (@cookpad_jp) March 19, 2026
リュウジが批判「あまりにもレシピ製作者にリスペクトがない」
3月21日、リュウジはXに「クックパッドの新機能酷すぎる」と投稿しました。「InstagramやXなどクックパッドに載せてない料理家さんのレシピを簡単に取り込めて元投稿にアクセスしなくてもクックパッドアプリで完結出来るシステム」だと指摘し、「こっちは必死で自己アカウントで頑張ってんすけど」「あまりにもレシピ製作者にリスペクトがない」と強い不満をあらわにしました。
さらにリュウジは、実際に自身のレシピを取り込んで検証した結果を続けて投稿しています。「俺のレシピ取り込んでみた」「作り方も全部取り込まれた」と報告し、「こんなんされたら元記事みないでクックパッドだけ観るようになるから料理家は一つもメリットなく」と問題点を具体的に示しました。加えて「この機能は5レシピ以降課金が必要なのでクックパッドにだけメリットがあるシステムです」「さすがに酷すぎないかこれ」と、外部クリエイターへの還元がないまま課金収益だけがクックパッド側に入る構造を厳しく批判しています。
クックパッドの新機能酷すぎる
InstagramやXなどクックパッドに載せてない料理家さんのレシピを簡単に取り込めて元投稿にアクセスしなくてもクックパッドアプリで完結出来るシステム
こっちは必死で自己アカウントで頑張ってんすけど
あまりにもレシピ製作者にリスペクトがない pic.twitter.com/5LJ1n1wbsW
— リュウジ@料理のおじさんバズレシピ (@ore825) March 21, 2026
他の料理家からも批判が相次ぐ
リュウジの投稿を受け、他の人気料理家からも批判の声が上がりました。人気料理研究家のジョーさん。は「必死に作ったコンテンツにタダ乗りされて許せるわけがない」と憤りを示し、個人アカウントやサイトは投稿を見てもらい再訪してもらうことで成り立っていると指摘しました。
レシピサイト「白ごはん.com」を運営する冨田ただすけも「元のレシピページに入る必要がなくなるんですよね」と懸念を表明しています。個人でサイトを運営するにはサーバー費用などの固定費がかかるため、大手プラットフォームの公式機能によってアクセスが吸い上げられれば、レシピ発信の継続自体が危うくなるという切実な声です。また冨田は、レシピに著作権がないことを踏まえたうえで、「写真には著作権があるからアプリに取り込むこの仕様はどうなんだろうな」と疑問の声も上げています。
IT起業家のけんすうも専門的な視点から分析を加え、「レシピには著作権がなく、情報をAIでまとめて入れてしまえばセーフだね!という発想」だと指摘。サービス間のマナーを逸脱していると批判した上で、この手法を他社がクックパッドに対して同様に行った場合、クックパッドは文句を言えなくなるという”ブーメラン”のリスクにも言及しました。
ちなみにクックパッドの利用規約第16条第1項第16号には「本サービスの全部または一部を営利目的で、使用方法を問わず利用する行為」が禁止事項として明記されています。つまり、クックパッドは利用者に対して営利目的での利用を禁じている一方で、自社の新機能では外部クリエイターのコンテンツを取り込んでいるという構図です。
クックパッドは新機能の公式発表の中で「保存したまま作らずにそれっきりになっていたレシピが、この機能によって実際に作られる一皿に変わっていく。それは、レシピを届ける人にとっても、受け取る人にとっても、新しい価値になると信じています」と述べていますが、3月22日時点で、今回の批判に対する公式見解は発表されていません。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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