カバー谷郷CEO、ホロライブの「タレントフォロー状況」に言及 会社起因の”エラー”認めつつ改善を強調

イチオシスト
カバー株式会社は2月26日、同月12日に開催した2026年3月期第3四半期決算説明会の書き起こしを公開しました。その質疑応答の中で、CEO・谷郷元昭氏(通称”YAGOO”)がホロライブにおける「タレントのフォロー状況」について回答し、会社起因の”エラー”の存在を認めつつも改善を進める姿勢を示しました。
卒業が相次ぐホロライブ
ホロライブプロダクションではこのところ所属タレントの卒業が相次いでいます。2025年には、まず1月、「セレス・ファウナ」(登録者数99万人)が卒業、「沙花叉クロヱ」(同132万人)が配信活動を終了。4月に「紫咲シオン」(同132万人)、「七詩ムメイ」(同117万人)が卒業、5月にはVTuberとして世界最多チャンネル登録者数を誇る「がうる・ぐら」(同466万人)が卒業しました。さらに9月には公式アナウンサーとして活動していた社員VTuberの「春先のどか」が退職、10月には「火威青」(同73万人)が卒業し、12月には4期生として約6年間活動を続けた「天音かなた」(同172万人)が卒業と、1年間でタレント7名の卒業に加え、社員VTuber1名の退職という異例の事態となりました。
とりわけ注目を集めたのが、天音かなたの卒業発表時に明かされた理由です。天音は、当初想定された領域を大きく超える業務外タスクが何度も発生し、活動が回らないほど負荷が集中する期間が続いたと説明しました。この状況は数年前から続いており、運営には相談済みであったものの、「解決には組織全体の仕組みの見直しが必要」であり短期的な改善が難しかったため、健全な活動継続が困難と判断したと述べています。
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決算説明会での質疑応答
こうした背景を踏まえ、決算説明会の質疑応答では投資家から「タレントのフォロー状況」について質問が寄せられました。質問者は、2025年4月から経営体制を強化しタレントとのコミュニケーション改善に注力してきたはずであるにもかかわらず、「直近12月に卒業したVTuberの配信を見ると『なかなか負担の改善が進まなかった』のようなコメントも見られ、現在の状況が把握しづらい印象です」と指摘。経営体制変更から約1年が経過した取り組みの手応えや課題について説明を求めました。
これに対し谷郷CEOは、「これはご説明が難しいですが、卒業されたVTuberの方に関しては、卒業発表のタイミングよりもかなり前に問題が発生していました。そして、今期はそれらの問題の改善に取り組んでいることはこれまでお伝えしているとおりです」と回答しています。
さらに、「卒業のタイミングで『このようなことがあったから卒業』のようなかたちになると、その問題が解決されていないという印象を与えてしまう面もあるかと思いますが、実態として改善は着実に進めています」と述べ、改善が進行中であることを強調しています。
一方で谷郷CEOは、「まだまだ会社起因のエラーが発生しているのも事実であり、当社として事実を受け止めた上で、引き続き改善する取り組みを進めていきます」と語り、課題が残っていることを率直に認めています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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