2500年前の孫氏の兵法の考え方が現代に通じる理由とは?ビジネスや普段の生活で役に立つ孫氏の教え!【孫氏の兵法】
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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たった一人の臆病や名誉心で大損害が生じることも
戦争に際して指揮官は、敵軍の実情を第一、地形を第二として作戦を考案しなければならない。こうしたやりかたを熟知している者は必ず勝ち、そうでない者は必ず敗れる。
臣下が君命に従うのは当然のことだが、出征中の指揮官はその限りではない。現場を見たうえでの勝算のあるなしで、君命に背いても構わない。戦場のはるか後方にいる君主には現場の状況が伝わるまでに時間差があり、現場の状況は刻一刻と変化している。当人の資質はもとより、実戦経験のない君主には的確な判断が下せるはずもない。ゆえに前線の指揮を託された指揮官は君命よりも自分の判断を優先すべきなのである。
君命に背いて開戦に踏み切るのは自身の功名心のためではなく、君命に背いて撤退するのも自分の命を惜しんでのことではない。国家と君主の利益を第一と考えるためである。誰が見ても明らかな勝機を逸するのは士気の低下に、兵を無駄死にさせるのは人心の離反につながり、どちらも国家と君主の利益を大いに損なう。
それを回避するため、指揮官は一切の責任を自分一人で負う覚悟をすべきなのである。要するに、自分の管轄外でも悪事や危険を見すごさず、現場の判断で適宜行動せよということで、戦争に限らず現代社会で応用できる考えかたである。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 孫氏の兵法』 監修:島崎晋
記事提供元:ラブすぽ
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