【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.9)
イチオシスト
【問題】

次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。 私たちの体は、食べたものから作られています。健康を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。( 1 )、現代人は忙しさのあまり、つい簡単な食事で済ませたり、好きなものばかり食べたりと、食生活が偏りがちです。野菜不足や塩分の摂りすぎは、生活習慣病のリスクを高める原因となります。そこで意識したいのが「和食」の良さです。ご飯を主食に、汁物と主菜、副菜を組み合わせる「一汁三菜」のスタイルは、自然と栄養バランスが整いやすくなっています。また、出汁(だし)の旨味を活用すれば、塩分を控えても美味しく食べることができます。毎食完璧にするのは難しいかもしれませんが、1日1食でも和食を取り入れたり、野菜をもう一皿増やしたりする工夫が大切です。今日食べたものが、10年後のあなたの元気を作ると言っても過言ではありません。 問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。 A. ところで B. つまり C. 一方で D. たとえば
★ ヒント
ヒント1:前では、「健康にはバランスの良い食事が大切」という理想論が述べられています。 ヒント2:後では、「現代人は食生活が偏りがち」という現実の問題点が述べられています。理想と現実を対比させ、別の側面(悪い側面)に話を転換する言葉が入ります。
【解説】

正解:C. 一方で 【解説】 ( 1 )の前の文章では、健康のために食事が重要であるという「あるべき姿(正論)」を述べています。対して( 1 )の後の文章では、実際にはそれができていない現代人の「実態(問題点)」を指摘しています。二つの事柄を対比させ、もう一つの側面(ここではネガティブな側面)を提示する際に使われる「一方で」が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・A(ところで):話題をガラリと変える場合に使います。・B(つまり):前の内容を要約する場合に使います。・D(たとえば):具体例を挙げる場合に使います。
いかがでしたか?健康に関する話題は身近で考えさせられますね。文章の構成(理想→現実→解決策)を把握しながら読むことは、情報を正しく理解する力を養います。
記事提供元:脳トレ日和
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