新電力は不安? 実は利用者の約半数が「特に不安なし」 auでんきが人気トップ
イチオシスト
東京電力や関西電力をはじめとする大手電力会社が名を連ねる一方、近年では「auでんき」「東京ガス」「ソフトバンクでんき」といった新電力会社も頭角を現し始めている。そこで今回、MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、予備調査では20歳~69歳の男女5万人、本調査では新電力5社の利用者1,000人を対象に、2025年11月14日~11月19日の期間に「2025年新電力に関する調査」を実施した。

新電力会社に不安を感じる人も一定数いる様子

今回の調査結果から、20歳~69歳の男女5万人が現在利用している電力会社の回答結果によると、大手電力会社では「東京電力」が17.9%で頭一つ抜けて1位、次いで「関西電力」が9.6%で2位、「中部電力」が7.9%で3位と続くことが判明した。一方、新電力会社では、1位は「auでんき」で5%、「東京ガス」が4.7%で続き、「ソフトバンクでんき」が少し差を開けて2.7%という結果になった。auでんきや東京ガスに関しては5%近くも利用されており、中国電力を上回る利用率となっていることが分かる。

大手電力会社と比べると利用率は低いものの新電力会社の利用も広がっている一方で、世間からの印象を見てみると、「電気料金が安い」が22%でもっとも多かったものの、「大手電力よりサポートが弱そう」「急にサービスが終了しそうで不安」「電力の供給が不安定そう」といった声も約15%挙がり、危うい印象を持っている人は一定数存在することが明らかになった。
新電力会社ユーザーは何を重視して選んでいる?

新電力会社ユーザー1,000人が回答した、電力会社を選ぶ際に重視することについて見てみると、上位5社すべてで「料金の安さ」がもっとも重視されていることが分かった。auでんき、東京ガス、大阪ガスは「企業としての安定性」が2位となり、「サービスの安定性」も3位に挙げられている。一方、ソフトバンクでんきやENEOSでんきは2位に「料金プランのわかりやすさ・充実度」がランクインした。

現在利用中の新電力会社で契約時に不安があったか尋ねたところ、ソフトバンクでんきを除く4社の半数以上は「特に不安だったことはない」と回答。ソフトバンクでんきにおいても、46%と半数近くが同様に回答していることが明らかになった。不安に感じたことのなかで特に「料金が途中で上がる可能性」「供給電力の安定性」といった声は多く挙がり、不安定性が懸念されていることが分かる。
電気料金がどんどん上がる今、安心感から大手電力会社を利用している人も、一度新電力会社を視野に入れてみてはいかがだろうか。
出典:【MMD研究所】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています
記事提供元:スマホライフPLUS
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