牧田東一氏の著書が「国際開発研究 大来賞」受賞 国際開発機構、1月に表彰式典と記念講演会開催
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イチオシスト
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国際開発機構(FASID、東京都港区)は、国際開発分野での研究奨励と促進、良書の発掘を目的に、この分野の課題に対し優れた指針を示す研究図書を顕彰する第29回「国際開発研究 大来(おおきた)賞」の受賞作品を発表した。
受賞したのは、牧田東一氏(桜美林大リベラルアーツ学群教授)の著書「リベラルな帝国アメリカのソーシャル・パワー フォード財団と戦後国際開発レジーム形成」(明石書店)。同書はフォード財団を事例に、戦後の米巨大民間財団がどのように誕生し、運営され、冷戦期のアジアで国際開発とソフトパワー形成にどのような役割を果たしたのかを記した歴史研究という。
審査委員を務めた政策研究大学院大学の大野泉・名誉教授は、「本書の卓越性は、民間財団を単なるフィランソロピーの担い手ではなく、リベラルな国際秩序を支える『ソーシャル・パワー』として捉えなおした点にある」などと評した。著者には盾と副賞50万円、明石書店には記念の盾がそれぞれ贈られる。
2026年1月16日に表彰式典と記念講演会「国際開発の始まりと終焉?-アメリカ帝国の始まりと終わり」を日比谷図書文化館(東京都千代田区)で開催する。参加無料。会場かオンラインでの参加者をホームページで受け付けている。
同賞は、FASIDの初代評議員会会長で元外務相の大来佐武郎氏を記念し、1997年に創設された。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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