「2025年アジングカップ淡路島大会」で優勝!【兵庫】予選2位通過から劇的V

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2025年アジングカップ淡路島大会 例年、年始に送られてくるサークル34のイベント情報に今年のアジングカップ淡路島大会は9月20日(土)となっていた。昨年より1週間早い開催日程であった。 昨年度は無事 …
イチオシスト
9月20日、兵庫県淡路島で開催された「2025年アジングカップ淡路島大会」に出場。全国から85名が集う過去最大規模の大会で、筆者は予選2位通過から決勝を勝ち抜き、見事優勝を果たした。悪天候や雷の接近といった厳しいコンディションの中でも、プラクティスで培った戦略と冷静な判断力が光った一戦となった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)


2025年アジングカップ淡路島大会
例年、年始に送られてくるサークル34のイベント情報に今年のアジングカップ淡路島大会は9月20日(土)となっていた。昨年より1週間早い開催日程であった。
昨年度は無事に予選通過したものの決勝戦の1匹差で準優勝と悔しさの残る結果であった。初優勝の2017年から2022年までは2位~3位の間を彷徨っており、一昨年の2023年に久しぶりに優勝できたが、昨年の悔しさもあり優勝に返り咲きしたい思いでいっぱいであった。
アジングカップとは
アジングカップはアジングメーカーの34が主催するイベントで、全国で地方予選が行われてその優勝者を集めた全国大会が年末に行われる。参加資格はサークル会員のみであるが、文字通りアジング日本一を決めるイベントが行われている。
今年も昨年同様に淡路島の東海岸にある4つの新島エリア(生穂・志筑・津名・塩田)の場所は使用禁止となっている。理由は上位入賞者がこのエリアで釣ってきた人がほとんどなことが理由らしい。
大会1カ月前と大会の前週に筆者はプラクティスに入り、おおよそのポイントと釣り方に手ごたえを感じていたが、当日の状況によりどのように変化するかは運次第であった。
開会式の様子(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
まずは予選を突破したい
プラクティス終了後から毎日気象予報を見ていたが、当日は夕方から雨予報で風速は南の風6mとの予報。Windyのシミュレーションを見てもポイント周辺もライトゲームをする天候ではないと思われた。
大会当日、受付会場である郡家の多賀の浜海水浴場の駐車場に到着。受付を済ませて開会式が始まると参加者総数は85名と過去最大規模の大会であった。参加者85名なので決勝進出は9名と発表があり、まずは予選通過を狙うことになる。
参加者が多いこともあり、実釣開始のフライトは17:00~グループ順で運よく第2フライトグループで会場を出発してプラクティスで入ったポイントを目指した。先行者は数名いたが場所が空いていたこともあり無事に狙いの場所に入ることができた。
当日の戦略
タックルは2セット用意したが、メインとしては34のSFR-51に0.8gのジグヘッドでボトムを狙うパターンである。重要なのは回遊が夕マズメの時間帯に集中することと、ボトムから離さずに狙うことがキーである。プラクティスではボトムから1m以内で良いサイズが釣れていた。
予選開始
まずはフルキャストで潮の流れているエリアまで届かせる。嬉しい誤算であったのが風向きで、背中から背負う方向であったので思っている以上に飛距離が出せたことだ。ラインを出して着底を待つ。底に着いたら付かず離れずで潮に流していくドリフト釣法だ。
数投した頃、潮が徐々に早くなり始めたタイミングで小さなアタリが出た。合わせるとロッドは綺麗な弧を描き、アジの猛烈なダッシュが始まった。前々日に新しいラインに巻き替えておいたので安心してやり取りができる。
25cm良型アジ手中
上がって来たのは25cmを超える良型のアジ。ネットに入れて一安心した。直ぐに2匹目を狙う。予選は5匹の総重量で決まるので最低でも3匹はこのサイズが欲しい。
今度は着水点を少しずらして極力ポイントにプレッシャーを掛けないように狙う。同じくボトムドリフトでアタリが出た。ドラグを調整しながらゆっくりと上げてくる。サイズは先ほどと同じくらいである。ネットに収めてガッツポーズ。
筆者の予選での釣果(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
好釣果で予選通過
地合いに上手くハマったようで約30分で11匹と爆発的な釣果を得ることができた。到着後約30分ほどの出来事で18:00頃には既にリミットメイクが完了しており、残り時間は決勝会場となりえるであろう西側のエリアの状況確認に費やした。
21:00の検量開始時刻に戻ると約7割くらいの人が戻って来ていた。それだけ皆釣れているのか?それともその逆か?筆者の重量は5匹で807gとコールされ、予選2位通過となった。
雷が近づく中での決勝戦
今回は9名が決勝に進出なので、決勝の予選が1回と最終戦の2回である。場所は前回同様に室津漁港であった。決勝の予選は2位vs9位、3位vs8位、4位vs7位、5位vs6位が10分1ローテで戦う。
前半戦は9位の方に2匹差でリードされたものの、後半戦で常夜灯の明暗部に溜まっていることを見つけて巻き返しをはかることができて6:4で最終戦へコマを進めることができた。
最終戦は4人+一回戦シードの1位の人を加えた5人で10分5ローテで勝敗を決める。既にこの時、会場の西側には稲光が何度も走っており、雷鳴はしていないもののかなり厳しい状態であった。
アジ連発で逃げ切り
3ローテ目までは何とか5匹釣ることができており、3人が同数で並ぶ状態であった。4ローテ目で辛うじて1匹を釣り抜けることができたが、まだまだ逆転される可能性も高い。
最終ローテに入った時、やはり沖目の常夜灯の明かりの切れ目付近に溜まっている所を見つけてザ豆0.3gにJr.のくろごまみんと(頭1cmカット)を通すと連発。最後の最後まで丁寧に釣り切り9匹となり、優勝が決定した。
優勝で全国大会出場決定
自身3度目で2年振りの全国大会の切符を手に入れることができたが、次は全国の猛者中の猛者が集まる大会。2年前の反省を活かしつつ、様々な状況に対応できる判断力を身につけたい。
表彰式は雷と雨にひやひやさせられながら巻きで進められた。おかげで帰りの道中に入った途端に大雨となったが、気分よく帰宅することができた。運営をして下さった株式会社34のスタッフの皆様に感謝すると共に、12月の全国大会が楽しみになってきた。
12月の全国大会が楽しみだ(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
<福岡崇史/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
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