長尾謙杜が仇討ちを成した若侍に 北村一輝が善悪の2つの顔を見せる無法者 「木挽町のあだ討ち」キャスト
イチオシスト
柄本佑が主演、渡辺謙が共演する、作家・永井紗耶子原作の同名小説の映画化作「木挽町のあだ討ち」のキャストが追加発表された。長尾謙杜、北村一輝、瀬戸康史、滝藤賢一、高橋和也、正名僕蔵、山口馬木也、愛希れいか、イモトアヤコ、野村周平、石橋蓮司、沢口靖子が出演する。
長尾謙杜が演じるのは、物語の発端となる、仇討ちを成した若侍・伊納菊之助。その裏には秘密を抱えており、りりしくもどこか影を帯びたまなざしが物語の鍵を握る。清左衛門を手にかけ、その息子(菊之助)によって仇討ちされる無法者で博徒の大男・作兵衛役を務めるのは北村一輝。須藤プロデューサーは善悪の2つの顔を見せる作兵衛役について、「とりわけ“悪”が強く出なければ、“善”が際立たない。そんな“悪”を演じて、北村さん以上に観客をスクリーンに引きずり込める役者はいない」と、キャスティングの決め手について明かしている。
森田座の内と外をつなぐ華やかな木戸芸者の一八役に瀬戸康史、舞台裏の仕掛け人として金治(渡辺謙)を支える森田座の立師・相良与三郎役に滝藤賢一、女形で衣裳方の芳澤ほたる役に高橋和也、道具方の久蔵役に正名僕蔵、その妻・お与根役にイモトアヤコ、菊之助の父・伊納清左衛門役に山口馬木也、その妻で菊之助の母としての深い愛情をにませる伊納たえ役に沢口靖子、めし屋「つるや」の看板娘・お三津役に愛希れいか、遠山藩の新藩主・遠山安房守役に野村周平、その家老・滝川主馬役に石橋蓮司が顔をそろえる。
「木挽町のあだ討ち」は、江戸の芝居町で語り草となった大事件をめぐる物語の作品。ある雪の降る夜、芝居小屋のすぐそばで美しい若衆・菊之助によるあだ討ちが見事に成し遂げられた。その事件は、多くの人々の目撃により、美談として語られることとなる。1年半後、菊之助の縁者と名乗る侍・総一郎が「あだ討ちの顛末を知りたい」と芝居小屋を訪れる。菊之助に関わった人々から事件の経緯を聞く中で、徐々に明らかになっていく事実。果たしてあだ討ちの裏に隠された”秘密”とは。そこには、想像を超える展開が待ち受けていた。
柄本佑が、あだ討ちに隠された真実に迫る田舎侍の加瀬総一郎役で主演。総一郎が訪れる芝居小屋「森田座」の中心人物であり、あだ討ちを成し遂げたその裏でひそかに謀略を巡らせていた黒幕の立作者・篠田金治を、渡辺謙がミステリアスに演じる。監督・脚本は、「スローな武士にしてくれ~京都撮影所ラプソディー~」「忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段」などの源孝志。
【作品情報】
木挽町のあだ討ち
2026年2月27日(金) 全国公開
配給:東映
©2026「木挽町のあだ討ち」製作委員会
記事提供元:映画スクエア
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