現役高校生・伊藤愛華がプロテストトップ合格「有名になりたい、いろんな人から愛されたい」
イチオシスト
<JLPGA最終プロテスト 最終日◇7日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6464ヤード・パー72>
現役高校生が初受験の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)プロテストでトップ合格を果たした。埼玉栄高3年の18歳・伊藤愛華は最終日を「67」で回り、トータル15アンダー。ジ・ユアイ(中国)と同スコアで首位に並んだが、最終ラウンドのスコアが勝った伊藤が“トップ合格者”の称号を手にした。
初日に首位で滑り出すと、最後まで上位でプレーしてリーダーボードを引っ張った。18歳のあどけなさも残しながら、プレーは終始、堂々たるもの。「一発合格を目指していました。周りからも“勢いでいったほうがいい”と言われていた。有言実行できて良かったです」と笑顔を見せる。現役高校生によるトップ通過は、2年前の清本美波以来だ。
トップで合格したことにより、今年12月のファイナルQT出場権もつかんだ。「最初はトップ合格を意識していなかったけれど、きょう回っていていい感じだったので、途中から1位を目指していました」。後半から意識し始めた“1位”の文字。それをしっかりと手にした、まさに大型新人だ。
「プロになる前から、有名になりたいというのを目標にしていました(笑)。勝たなきゃ知ってもらうことはできない。年間女王を目指して、なおかつ、いろんな人から愛されたいです」というのが目指すプロゴルファー像。2021年の東京五輪に熱中したこともあり、「一番デカい目標はオリンピック」と期待に胸を膨らませる。
あすのJLPGA入会式では代表として誓いの言葉を述べる予定。「緊張します。読み上げるっていうのは…」と苦笑いを浮かべるが、“トップ合格”を重荷とは感じていない。「プロテストは受かったら全員一緒。これから先も自分のゴルフをしていきたい」。朗らかな表情で次のステージを見据えた。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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